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第221回 あけましておめでとうございます。

2017年12月31日

大晦日の夜に食べる物と言えば「年越し蕎麦」ですがいったいなぜ、大晦日にお蕎麦を食べるのか。また、なぜ年越し蕎麦と呼ばれているのか。調べてみました。結論から言うと、年越し蕎麦は縁起が良いもの。と言う事で年越しそばを食べるようです。年越しそばをなぜ食べるのか。その理由はこれまでもいろいろ言われて来ました。中でも有名な説をあげると

・金運説―金銀細工の職人さんが飛び散った金粉、銀粉を
そば粉でかき集めました。
このことから金を集める。という意味で食べるようになりました。

・細く長くと言う説-蕎麦は細く長い事から、家運を伸ばし寿命をのばし、良い運を長続きさせたいと縁起をかつぎました。

があると思いますが、他にも

・運そば-鎌倉時代のお寺で、年を越せない町人に「世直しそば」としてそばもちを振舞ったところ、翌年から町人達に運が向いてきました。それ以降大晦日に「運そば」を食べるようになりました。

・厄を切る説―そばが切れやすい事から、1年の苦労や災難、さらには借金を切り捨てよう!と食べます。

・効能説-「本朝食鑑」(元禄10年、1697年)にそばは「気を流し腸を緩くし、胃腸によく効く」とあるようにそばが健康によく体内を清浄してくれる事から食べます。

・来年こそは!説―そばは強い植物で、強い風雨にさられても一晩たって日がさせば直ぐに立ち直る事にあやかって「来年こそは!」と奮起し良くなるように願って食べます。

・みかど説-室町時代に関東3長者の1人だった増渕民部が「そばはめでたい物だ。」と言った説です。「世の中にめでたいものはそばの種。花咲きみかどおさまる」と詠んで縁起が良いものとし、無事息災を願って年越しにそばがきを振舞ったのが由来です。ここで言うみかどは「帝」とソバノ実が三角稜形をしていることから「三稜」とかけてめでたいと言っています。みっつの稜を持つそばの実を「帝=みかど」とかけて縁起の良いものとする。

今はそういったこじつけとも言える事はあまり好まれません。でも、良い方向のこじ付けやげん担ぎは良いなと思いました。こういった、そばの良いげん担ぎ方法をもっと多くの人に知ってもらって年越しそばを楽しんでもらえたらなと思いました。

本田

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