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第225回 年齢に応じた生き方を知ることが大事

2018年01月28日

社会人は一般的に10代から60代ぐらいまでであろうか。 中学卒業して就職するもの。高校・専門学校卒で就職する者もいます。 大学卒業して社会に出る。20代である。20代は会社も働く本人も手探りの中毎日を送る。 よーいどんで就職して1年すると同期が1人欠け2年するとまた1人欠ける。 これは会社も働く本人もこのままここで働かせていていいのか?このままここで働けばいいのか?これが第一優先になる。 レベルを上げるということは二の次である。しかし中には腰を落ち着かせるものもいる。これを歩留まりと言い換えてもいい。 歩留まった者は30代になり始める。30代は親から独立し始める。そこで家族運営が始まる。しかし会社ではまだまだいっぱしとは言えない。 中には後輩が出来新入社員でもあてがわれると鼻高になる者もあらわれる。会社は後輩を与えてリーダーの素質を試しているのである。 この時人間性が現れる。30代は社会人としては知らないことが多すぎる。作業がちょっと身についた程度である。しかし勘違いする者もあらわれ、「部下を持った。教育しよう」と思いこむ。 この勘違いしたものは意外に面倒見が悪い。リーダーという者が解っていないからである。すると後でとんでもないしっぺ返しが来る。 走行毎日忙しくしているとあっという間に30代は終わり40代に突入する。子供たちも小学生に全員上がり、生活の土台が築き始める。 会社ではというとここで大きな分岐点になってくる。一つは出世である。30代で十分作業の実力をつけまた後輩を与えられても粋がらなった者はリーダー素質ありとなってくる。 素質無しと素質ありとで出世が大きく変わってくるのである。出世てきたものは「この会社で骨をうずめよう」と考え、外れた者は行き場を失い転職していく。 今一つは今まで培った実力・経験を活かし独立してしまうものである。一国一城の城持ちになる。うまくいけば社長様失敗する確率は3年以内で80%。 いずれにしても第2の大きな岐路に立たされるのである。「骨をうずめれる者」はラッキーと言えよう。ここから社会的責任者となる。 社会的責任とは30代までにはわからなかったものである。会社とは作業のみで成り立ったいるわけではない。お客様・債権者・自治体・社員そしてそれらの家族などで成り立っている。 ここで初めて気づくのである「先輩たちはこれらのことを毎日プレッシャーとストレスを感じて生きてきたのか」と。勿論その集大成に数字というものがある。 最も大きい数字はその会社は創業何年にあたるかである。長年先輩たちが継続して引き継いできたのである。 これこそ社会人としての使命である。この責任のために今まで会社の先輩を後輩を面倒見てきたのである。 30代ではとてもこのプレッシャーに耐えられない。いやその前にこれらのことが肌で理解できないであろう。 40代の生活観念になってそして競争社会を生き残ってはじめてこの宿命を達成できるのである。 そして40代を全力で走ったら50代に突入。まだまだやれます。と思いきややはり知能は遅れてくる。そして体力も落ち病気もいくつか発生し始める。 いやそれよりも10代.20代の者たちから先輩扱いされなくなってくる。おじいさんまでとはいかないが、おじさん扱いである。 こうなればもう社会から少しずつ責任を奪われて来る。それを40代が受け継ぐ。振り返る物もなく、あるのは将来の不安と40代の者への50代という見本だけである。 50代をしっかり満喫していないと40代に今度は顎で使われるようになる。それすらもままならなくなると仕事内容は20代に逆戻りとなる。 仕事に目標を失い生活に張りがなくなる。これが50代である。益々老いが目立ち社会からおいて行かれる。ここまで来たら開き直るのである。 毎日毎日若者に負けないような良い仕事をしよう。これだけでいいのである。地位・名声など必要ない。責任も必要ない。 仲間に入れてもらえるだけありがたく思おう。入れてもらえるために足を引っ張らないようにしよう。これが最大の目標である。 私自身50代後半である。しみじみそれを日々感じる。50代にあるのは医者通いだけである。 いや中には生活が楽になり趣味の世界を広げる者もいる。ごく一部ではあるが優雅なものもいる。理想はこうなりたい。 60代は定年世代。50代以上に良い仕事をしようと心がけ必要とされるまで社会に尽くすのみである。必要とされればいくらかの収入にはなる。 ここまでくれば見栄もプライドもない。あるのは「はい」だけである。これで人生 社会を終えるのである。

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