ページの先頭へ

第253回姫路の世界遺産

2018年06月24日

姫路の世界遺産といえば、皆さんご存知かと思いますが、兵庫県姫路市にある標高46mほどの小高い丘陵、姫山にそびえ立つ姫路城のことです。大天守は外装が5層、内部が7階(地上6階、地下1階)に分かれ、白漆喰と総塗篭の外壁に覆われたその美しい姿はまるで天を舞う白鷺のようだということから、別名「白鷺城」とも言われています。上に行くほど反り上がる「扇の勾配」と呼ばれる石垣に囲まれ、螺旋状に入り組んだ曲輪や狭間、石落としなどの仕掛けが敵を迎え撃つように出来ています。そしてその外観の美しさと、城としての実用性を兼ね備え、日本の木造城郭建築の代表例として、1993年世界遺産に登録されました。
姫路城の起源は、南北朝時代の1346年に、赤松貞則が築いた砦でした。その後16世紀後半に羽柴秀吉が入城すると、毛利氏との戦いに備えて本格的な改修を行い、3層の天守閣を築きました。さらに、関ヶ原の戦いの後に城主になった池田輝政が、9年間に及ぶ大改修を行い、ほとんど現在の姿に整えられたとされています。
そして池田輝政の姫路城をさらに整備した人物が、あの本多忠勝の息子忠政でした。優美な西の本丸は、嫡子忠刻の正室で2代目将軍徳川秀忠の娘である千姫のために造営したものです。また、この忠政の一時期に宮本武蔵が城に身を寄せたという伝承も残っています。
姫路城は、1615年の徳川幕府による大名統制策である一国一城令や、明治維新の廃城令、さらに第二次世界大戦の空襲など破壊の危機を何度も乗り越え、1956年から行われた「昭和の大修理」のお陰でほとんどの建築物がかつての姿を残しています。
私も去年初めてこの姫路城を観に行ってきましたが、とても優雅で美しかったです。お城や歴史に興味のない人でも絶対に感動出来ると思うので、そういう人にこそぜひ行っていただきたいなと思います。
加藤

記事を共有するShare on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on LinkedIn
Linkedin

過去の日記

TEL
0562-93-5561

株式会社 藤榮

〒470-1144
愛知県豊明市阿野町稲葉74-46

TEL:
0562-93-5561
FAX:
0562-93-0211

kitchen@fuji-advance.co.jp