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第417回 話を聞くなら時間を区切れ

2021年08月15日

あなたが誰かと電話などで連絡を取っている際に話が延々と長く続いてしまうことはありませんか。実際に悩みを抱える方は寂しさから電話が長くなることがあるそうです。しかしだからといってエンドレスに話を聞いてしまうとあなたも疲れてしまう上に、相手もあなたに依存してしまい共倒れになる危険性もあります。

なので、電話などで相手の話を聞く際に自然に話を切りつつ相手を満足させる必要があります。

実際、重要ことはただ一つだけで、それは最初の時点で用事があるなどの理由をつけてタイムリミットを設けることです。

このタイムリミットを作ることのメリットは3つあります。

メリットの一つ目は、相手の意識です。理由付けするのは理由があるからしょうがない決して君を軽んじているわけでないと言う意思を伝えるためです。さらにタイムリミットを伝えることで相手に時間内で終わらせようと意識させ少し緊張感を持たせることで時間が延びるのを避けられます。

クイズ番組などでタイムリミットがあるからこそ盛り上がるのと同じ効果です。

二つ目は価値を高めることです。限られた時間の中でも聞いてくれると思わせることであなた自身の価値が高まりよりアドバイスを重視してくれます。

三つ目は切りやすさです。最後に電話を切る際に、最初に宣言した理由を言えば相手も納得してくれやすいので切りやすくなります。宣言なしでいきなり理由を言って切ろうとしても相手からは自分との話を辞めたい理由で言っているんだと思われてしまいます。

また、最初から言いづらいなら途中で後○分などと言うのも効果的です。

時間制限を作るとストレスになるのではと思う人もいるかもしれませんが、かえって時間を設けることで相手も話す内容を選んで話すことになるので集中して会話が出来るので延々と話せる状況よりも満足度の高い会話をすることが出来ます。

しかし、時には時間を宣言してもなかなか応じない人もいるかもしれません。その場合はその人との人間関係そのものを切るべきです。

最初に相手が依存してしまう危険があると書きましたが、実は共依存というものもあります。一見相手があなたに依存して延々と話をしているようで、実際はあなた自身も自分しか相手の話を聞く人はいないからなどのような感情であなた自身が相手に依存している可能性もあります。よってその場合やはり重要なのはとにかく時間を区切るなどで一定の距離を置くことです。

もし、それで相手が独りぼっちになるなどと思うかもしれませんがそんなことはありません。別の人に話を聞いてもらおうとするだけです。

人間とは不思議なもので無限に何かを与えれば無限に喜ぶものではありません。逆に限られた量の方が、ずっとありがたみを感じるものです。

無意味に時間を過ごすのではなく時間を設けて行く方がより有意義な時間を過ごせるので、自分も相手も満足の行く時間を過ごすためにはタイムリミットを設けていくことが大切です。

福田

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