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第473回「台風襲来の日」

2022年09月25日

9月26日は「台風襲来の日」です。統計上、台風襲来の回数が多い日であることが由来とされています。
過去に甚大な被害をもたらした台風もこの日に襲来していることが多く、1950年代の9月26日には、日本で多くの尊い人命を奪った台風が3つも来襲しました。まず、1954年9月26日未明に鹿児島に上陸した台風第15号は、北海道付近で速度を落としながら発達して集中的に被害を与えました。特に青函連絡船「洞爺丸」の沈没により1000人以上が死亡・行方不明となり、「洞爺丸台風」と呼ばれています。
1958年9月26日の夜深くには、伊豆半島と神奈川県に台風22号が上陸し、特に伊豆地方に集中的に雨を降らせました。これによって伊豆地方を東西に分けるように流れている狩野川が氾濫し多くの死傷者が出たため、「狩野川台風」と呼ばれました。首都圏でも、市街地の浸水などの被害が報告されています。
そのちょうど1年後の夕方には、和歌山県の潮岬付近に台風15号が上陸し、広い暴風域を伴って6時間ほどで日本列島を通過しました。この台風は紀伊半島や伊勢湾付近の広い地域に高潮や河川の氾濫をもたらし、4000人以上が犠牲になりました。「伊勢湾台風」と名付けられたこの台風は、「昭和の3大台風」の1つにも数えられています。「伊勢湾台風」の被害はとても甚大なもので、明治時代以降の台風では最大の被害となりました。
現在の家屋は当時の家屋と比べてかなり丈夫になったため、同じ規模の台風が来ても同様の被害が出ることはありませんが、それでも毎年台風によって亡くなっている人はいます。
ニュースで天気予報を見ていると台風について「非常に強い」「猛烈な」といった言葉が使われていると思いますが、台風の規模で言葉を使い分けているんです。
台風の大きさについては以下の基準で言葉を使い分けています。
「大型の、大きい」・・・500km以上~800km未満
「超大型の、非常に大きい」・・・800km以上
続いて、台風の強さの基準についてです。
「強い」・・・64ノット以上~85ノット未満
「非常に強い」・・・85ノット以上~105ノット未満
「猛烈な」・・・105ノット以上
このような階級分けがされていて、「超大型の猛烈な台風」といった表現がされていた場合には「800km以上の大きさの105ノット以上の強さの台風」となるのです。
このように日本にたびたび大きな被害をもたらす台風ですが、接近する前には、植木などの飛ばされそうなものを屋内にしまっておくなど対策をし、もしもすでに接近している場合は、いかなる理由でも外出しないようにしましょう。
外山

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