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2023年02月05日
2023年4月1日に施行予定の改正道路交通法により、いわゆる「レベル4」の自動運転が一定の条件下で解禁されます。
CMなどでハンドルを放しても安全に走行ができる謳っているよく見かける自動運転ですが、0~5のレベルによって6段階に区分されており数字が高くなるほど高度な自動運転技術が必要となるとの事です。各レベルの概要としては
レベル0
自動運転装置や支援装置が何も搭載されていない車のこと。車の操作は常に運転手が行う。
レベル1
システムが前後・左右のうち、いずれかの運転操作を支援する車のこと。
自動ブレーキや、前に走る車と一定の距離を保って走行する機能(ACC)や車線からはみ出さないようにハンドルを支援する機能(LKAS)など
レベル2
システムが、前後・左右の両方の運転操作を支援する車のこと。
ACCとLKASの両方が搭載された車によって自動追い越し支援、自動合流支援などができる。
レベル3
過疎地域や高速道路などの特定条件下で、システムが全ての運転制御を行う車のこと。
ただし、システムの継続が困難な場合には、運転者が適切に介入する必要がある。
レベル4
過疎地域や高速道路などの特定条件下で、システムによる完全自動運転がなされる(運転者の介入不要)。
レベル5
あらゆる条件下において、システムによる完全自動運転がなされる(運転者の介入不要)。
となっており、今回レベル4の解禁によって特定条件下ではあるものの運転者が介入不要の自動運転が可能になるとの事です。
公道での走行は自転車や歩行者・路端駐車両などの条件が複雑になっておりシステムが処理しきれない場合があるため条件が絞られておりますが、来年開催される大阪万博の敷地内や公共交通機関が廃止されている地域でのバス運行が想定されています。
よって特定条件下によっては乗用車でもレベル4の自動運転が可能となりましたが、一般に普及されるのはまだ先のことかと思われるので今後の動向に注目していきたいと思います。
藤浪