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2023年08月20日
精神疾患の方は部屋が多くの場合汚れていく傾向があります。これは部屋の片付けとは余裕があってはじめてできることだからです。よって精神疾患になると睡眠や食事すら危うくなるのでなおさらできなくなります。特に重度の精神疾患の方は文字通り「足の踏み場もない状況」になることもありトイレや風呂すらも使えないレベルに汚れます。そのレベルでなくても余裕がなくなると部屋は汚れます。
たとえばADHD(注意欠如・多動症)ですと整理が苦手なため部屋が散らかる傾向があります。また鬱の場合でも多くの場合で部屋が散らかっていきます。これは鬱になると片付ける気力がなくなり、汚れた部屋を見てさらに気持ちが落ち込むというスパイラルにハマる可能性があります。
なので、思い当たることがあればメンタルを受診する事が重要です。また、できる範囲で部屋を片付けるのが重要です。
片付けの方法としては3つあります。
一つ目は「一時ボックスを作る」です。
これは捨てる・捨てないの二択では判断に勇気が必要になりますが、一時ボックスを用意すれば気軽に片付けることができるからです。そうすれば部屋も綺麗になるし、何ヶ月も使わなければ捨てるにも軽い気持ちで捨てられるようになります。
二つ目は「一個だけ片付ける」です。
全部片付けようと思うと気が遠くなるけど、一個だけと思えば気楽に始められます。そして一個片付ければ他も片付けたいと考えるようになります。これは「たった一ヶ所」と考えても構いません。一個や一ヶ所で終わったとしても何日も続ければ少しはマシになるはずです。
最後の3つめは「写真を撮る」です。
汚れた状態でとりあえず写真を撮っておくことです。そうすれば少し片付けた際に前よりも綺麗になったと感じられるはずです。するとさらに片付けのやる気が湧いてくるはずです。撮影をしない場合は変化を認識できなくてやる気も失われてしまいます。
片付けとは逆に部屋に置いておくといいものもあります。それは「最高の瞬間」を飾っておくことです。自分にとって明確に嬉しかった瞬間の写真などを飾ってみてください。すると日常的にそれらを見ることでその瞬間を思い出して前向きになれるはずです。
部屋は心の延長だと考え、自由に好きに変えていくことであなたの心を幸せに変えていくことになります。
福田