ページの先頭へ

第508回 処暑(しょしょ)

2023年08月27日

「処」という文字には「とめる」「とまる」などといった意味があり、この時期から次第に暑さが収まってくるとされています。太陽の黄経(太陽の通り道に沿って振った目盛りのようなもの)が150度に達した日が処暑となり、毎年日にちは変わります。今年は8月23日だが、年により8月22日が処暑となることもあります。
初候 8月23日〜8月27日頃
綿柎開(わたのはなしべひらく)
綿を包む柎が開き始める頃。柎とは花の萼(がく)のことです。柎が開き始めるとふわふわとした綿毛が中からとび出してきます。この綿毛が木綿の糸や布になります。
次候 8月28日〜9月1日頃
天地始粛(てんちはじめてさむし)
ようやく暑さが静まる頃。天気図には秋雨前線が登場し、冷たい空気とともに秋を運んできます。とはいっても、日中はまだまだ暑く、夏の気候が続きます。
末候 9月2日〜9月6日頃
禾乃登(こくものすなわちみのる)
日に日に稲穂の先が重くなってくる頃。稲穂はこぼれるように実り、色づき始めます。しかし、この時期は台風が襲来してくる時期であり、各地で農作を祈るお祭りが開催されます。
少しずつ涼しい風が感じられるようになり、朝夕が過ごしやすくなるころです。秋の訪れとともに、夏の疲れが出てきます。スーパーや八百屋さんには、少しずつ秋の味覚が並びはじめています。滋味に富んだ旬の食材を使って、料理や食事、器を楽しみながら栄養を補ってください。
また、ときにはシャワーだけでなく、湯船などにもゆっくり浸かって、これからの美しい季節のために、体の調子をきちんと整えておきましょう。
外山

記事を共有するShare on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on LinkedIn
Linkedin

過去の日記

TEL
0562-93-5561

株式会社 藤榮

〒470-1144
愛知県豊明市阿野町稲葉74-46

TEL:
0562-93-5561
FAX:
0562-93-0211

kitchen@fuji-advance.co.jp