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第514回 前後際断 昨日は昨日 明日は明日

2023年10月09日

私たちは過去、現在、未来という時間の流れの中で生活しています。

しかし、たった今生きている生きている現在は「後」の過去や「前」の未来ではありません。これを前後際断と言います。

道元禅師はこの言葉を薪と灰に例えて説明しています。薪は燃えれば灰になりますが、灰になれば薪に戻ることはない。

薪は灰の前の姿でもないし、灰は薪の後の姿でもない。薪は薪であり、灰は灰であってどちらも独立している。

つまり繋がっているように見えていてもそれぞれは前後で切り離されているという事です。

このことから過去にとらわれていたり、また無闇に未来に不安を抱えることは無いという事が分かります。もし過去に失敗があったとしてそれを引きづって今日を生きるのか、過去は過去として内省し、今を毅然と生きるのかが大切なのではないでしょうか。

 

藤浪

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過去の日記

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