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第534回 四大認知症

2024年10月20日

認知症には様々なタイプがあり細かく分けると100種類以上になるそうです。その中で代表的な認知症は4つであり、これを四大認知症と言います。

四大認知症は、アルツハイマー型認知症・脳血管性認知症・レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症のことを指します。四大認知症は人工的にはアルツハイマー型 (68%)・脳血管性 (20%)・レビー小体型(4%)・前頭側頭型(1%)・その他となっています。

アルツハイマー型認知症は、脳が広範囲で縮小します。「アミロイドβ」というタンパク質が脳に溜まることが原因だとされています。その結果、記憶を蓄える「海馬」なども萎縮していき記憶障害が進行していきます。

脳血管性認知症は、脳の血管を原因とした認知症です。脳の血管が破れる脳出血や脳の血管が詰まる脳梗塞などの理由で脳がダメージを受けることで起こります。なので、アルツハイマー型は進行がゆっくりで、症状として脳全体が悪化するのに対し、階段状に進行して脳の一部が悪化していきます。例えば脳血管性認知症は今までできたことが突然できなくなります。他の行動は問題がないので周囲に驚かれることが多くなります。また、感情失禁も特徴の一つです。感情失禁とは感情が突然あふれて怒ったり泣いたりしてしまうことを言います。

レビー小体型認知症は「レビー小体」というタンパク質が脳に蓄積して認知症になります。症状としては「幻視」があり、存在しないものが見えたりします。例えば「人間」が見えたりするので、知らない人が家にいると言い出したりします。他にも小動物が見える場合もあるそうです。他にも運動機能の低下が見られる事もあります。これはパーキング病とも言われ、動きにくくなる(すくみ足)・動いたら止まりづらくなる(加速歩行)・震えるなどの症状があります。

前頭側頭型認知症は言葉の通り、前頭葉や側頭葉を中心に萎縮し始めます。前頭葉は社会性をコントロールするので、おとなしかった人が突然に暴力的になったり、犯罪行為をするようになります。これは色々な認知症の中でも特に家族が大変で、悪いことだからダメという意識が消えているので犯罪行為を行ってしまうからです。また常同行動というのも特徴的で同じ行動を何度も取ってしまいます。例えば天候が悪くても同じコースを毎日散歩したり、毎回同じ料理を作ってしまうなどの行動が見られます。

このように認知症にも様々な種類があることを覚えておくといいでしょう。

福田

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