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2015年11月08日
ゆとり世代という言葉を聞いたことがありますか?ゆとり世代とはゆとり教育を受けた今の若者を指します。このゆとり教育により学力が低迷し、馬鹿が増えているのが現状です。
日本地理学会による、メディアによく登場する国の正式な位置を大学生、高校生に答えてもらう調査で、大学生の5割、高校生の7割がイラクの位置がわからないだそうです。この結果には驚きです。
上記のようなゆとり教育の思考力ゼロの若者が社会に出れば、若者層のワーキングプア、ネカフェ難民と厳しい環境におかれます。
そんな状態にも関わらず、どうして社会に送り出されるのか。これは一部の人間にとって都合が良いからです。この一部の人間とは日本を牛耳る政府や大企業=支配者です。第50回に紹介されている「バカを作る学校」にあるように、支配階級の都合のよいように義務教育が作られています。学校でお金の知識を教えてくれないのもそうです。余計な知識を持たれると都合が悪くなるから。そのために支配者は次のような労働者を求めます。
1. ”読み、書き、計算” といった最低限の識字をもっていること
2. 法律やお金儲けの知識など高度な知識はもっていないこと
3. とにかく命令を良く聞いて従順なこと
かなり自分勝手な内容ですが、これが学校教育に当てはまります。
1. この条件は社会生活をする上で必要不可欠なものです。これができない人はさすがに使い物になりません。教育崩壊しているとはいえ、”読み、書き、計算” を教えられなくなるほど崩壊しているわけではありませんので最低限の識字はゆとり教育でも若者に与えられているものです。
2. 労働者にとってはぜひとも身に付けたい知識です。しかし一方の大企業にとっては、労働者が法律やお金に関する知識や知恵をもってしまうと非常に都合が悪く、またお金儲けの知識をもたれても非常に困ります。お金儲けの知識をもてば自分で稼ぐことができるので、わざわざ劣悪な環境へ応募してこなくなります。そのため学校では法律やお金儲けの知識を全くといっていいほどに扱わず、「お金=悪」のイメージを植え付けています。今の学校は支配者にとって実に都合がいい仕組みになっています。
3. よく親や先生がホメる ”いい子” ってどういうものですか?いい子とは親や先生の言うことをキチンと従い、命令に絶対逆らいません。そして非常に従順です。親や学校で重宝され、ホメられるタイプである ”いい子” こそが支配者にとって都合のいい人間なのです。このような ”いい子” というのは親や先生からホメられるのが嬉しいために勉強を良くがんばります。しかし、このタイプの人間は自分のために勉強したのではなく、結局他人のために、他人に言われたから勉強した人間が大多数です。こういう人間は偏差値は高くとも、主体性がありません。論理的な考え方はできても行動力はありません。自分で考え判断して行動することがほとんどできないのです。そのため他人に完全に依存してしまいます。つまり優秀なのに意思がなく、命令を良く聞いて従順であるという、支配者にとって非常に都合がいい条件を満たした存在なのです。考えてみれば当然ですね。学校というのは支配者にとって都合のいい人間を作り出すのが仕事なんですから。
学校の教育というのは実に支配者にとって都合がいいものです。そして都合の悪いところは一切明かしません。一昔流行った「ドラゴン桜」のセリフにもあります。
「知らないというより大人は社会について教えないんだ。代わりに未知の無限の可能性なんて何の根拠もない無責任な妄想を押し付けているんだ。それを知らずに放り出される。そこに待っているのは不満と後悔だけだ」
「社会のルールってやつは全て頭のいいやつが作っている。そのルールは頭のいいやつに都合がいいように作られているんだ。逆に都合の悪いところはわからないように隠してある。つまり頭使わずに面倒くさがっていると一生騙されて高い金払わされるんだ。騙されたくなかったら、損して負けたくなかったら、お前ら勉強しろ」
山本