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2016年06月26日
自分にたいして持つ自信やプライドのことを心理学的に自尊感情と言います。そして自尊感情にも2種類があるといわれています。まず、問題1、2について答えみてください。
問題1 あなたは「いい人生」を歩んでいると思いますか?
「どちらかというとで」でいいので「はい」か「いいえ」で選んでください。
「はい」を選んだ人は、問題2に進んでください。
問題2 「はい」を選んだ理由はなぜですか?
もし問題1で「いいえ」を答えた人は自尊感情が低くなっているかもしれません。そして、自尊感情が低い人ほどうつ病になる可能性が高くなります。
問題2に進んだ人は、自尊感情は低くないですが「はい」を選んだ具体的な理由を答えた人は自尊感情の2種類のうち『条件付きの自尊感情』をもっている人になります。条件付きの自尊感情とは、「いい大学に受かったから自分はすごい人間なんだ」というように○○だから自分は素晴らしいと感じている人が当てはまります。この自尊感情しか持たない人は、どんな人でも成功続きではありませんので何かしらの失敗、例えば「就職活動が上手くいかなかった」などのことがあったときに自信を無くしてしまいやすく、うつ病になりやすくなります。さらに自尊感情が傷つくのを恐れて本当にしたいことをしなくなってしまうように守りに入ってしまう人もいます。
問題2で具体的な理由が答えられなかった人やなんとなくと答えた人は自尊感情のもう1種類の『真の自尊感情』を持っている人になります。真の自尊感情とは、○○だからというような条件に関係なく無条件で自分に価値を見出せる人となるので、多少の失敗があったとしても前向きに進むことができるのでストレスに強く、うつ病にもなりにくい人になります。
もし、真の自尊感情を持ちたいと思った場合は、失敗を恐れずにやりたいと思ったことをやってみることが重要になります。もちろん実際に行動してみて失敗することはあると思いますが、その時はやめておけば良かったと思うのではなくやりたいことをやったんだと自分を肯定してあげれば、自尊感情も強く、真の自尊感情になっていきます。また、ある心理実験でも「やってしまったことの後悔」よりも「やらなかった後悔」の方が、ずっと強く記憶に残るそうなので、とにかく行動することが大切なんだそうです。
福田