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2016年08月15日
現在スポーツの祭典、リオ・オリンピック真っ只中ですが、多くの人達はオリンピックとは無縁の世界で生活していると思われる方達もいるでしょう。ですが、スポーツという所に焦点を当ててみると、それはとても身近なものに感じるのではないでしょうか。
生涯学習は学習することだけではなく、健康面において体を動かすことや、スポーツをすることを推奨する内容もあります。生涯学習においてのスポーツは「生涯スポーツ」といい、誰もが生涯の各時期にわたって、それぞれの体力や年齢、目的に応じて楽しむことの出来るスポーツです。しかし、近年では週一度の運動をしている成人は少なく、週一と言わなくても高校を卒業してから体育以外の運動をしたことがないという人は多いと思います。こうした現状の中で「生涯スポーツ」を振興させ、スポーツ実施人口を増やす必要があると考えられています。具体的な意義としては、①人々の健康の質(身体的・精神的・社会的に良好な状態)を高める。②コミュニティの再興、活性化に役立つ。③生産性を向上させる。④医療費の低下をもたらす。⑤多世代間の交流をもたらす。の5つが挙げられます。
「生涯スポーツ」を振興させるために、国と都道府県が最も力を入れているのが人々が身近な地域でスポーツに親しむことができる新しいスポーツクラブをつくることです。これを「総合型地域スポーツクラブ」といいます。これの特徴は1、複数の種目が行える。2、子供からお年寄りまで、また初心者からトップレベルの人まで、楽しみ志向の人から競技志向の人まで、それぞれの年齢・興味・関心・技術レベルに応じて活動ができること。3、活動拠点となるスポーツ施設を持っていて、定期的・継続的にスポーツ活動を行えること。4、質の高い指導者による、個々のスポーツニーズに応じた指導が行われる事です。
冒頭にも述べたとおり、現在オリンピックが開催中ですが、このオリンピックも実は「生涯スポーツ」を振興させるための方策として、「スポーツ振興法」に挙げられている項目なのです。オリンピックではなくても、身近なこととして考えてみれば、どの地域にも何かしらのスポーツクラブや、運動施設があると思います。しかし、運動を継続して行うというのは社会人にとっては困難なことかもしれません。運動が好きな人はいいかもしれませんが、運動が嫌いな人・苦手な人には、なかなか心が動かないかもしれません。しかし、現代は生活習慣の乱れや、ストレス社会と呼ばれるほど精神的にも身体的にも負担が掛かる時代です。体を動かすだけでもストレスは軽減されるみたいなので、やはり健康面を考えても運動をするといいうことは大事なのだと再認識しました。それは現在の健康状態だけではなく、将来の自分の体に対しても言えることだと私は思います。
岡田