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第114回 営業とは?

2016年09月05日

物売り人として頭にあるのは「売上=お買い上げ」である。今日A店へ顔出した。名刺配って愛想笑いし、カタログ開いて商品説明した。クロージングに「欲張りは言いませんので月1本ガス台で結構ですからお買い上げお願いします」といつもの調子で帰ってきた。

2日したらそのお客さんからZ-60GB 1本ご注文のFAXが届いた。やったあのひと買ってくれたんだ。

そこでレベルの低い奴はこう考える「これで売上10,000円上がった」」「あと300万で今月目標達成だ」と。

その通りなんだけど、私はこう考えたい。

我々の物売りは商品を売りことであるが、それはあくまでも商品を買ってもらうことが手段であり、実は自分または藤榮のファンを一人でも多くの方になってもらうこと」だと。

物売りと考えるとかしこまったり、営業笑いも出る。しかし自分のファンになってもらおうと思うと自然に自分というものを出す。素の自分を!

目上の人には丁寧にまた尊敬の念を持ったりいたわったり、また同年齢なら売り付けることより世間話して仲良くなる。物を売りつけるから、物を買おうとするからお互い壁を作る。売り上げさえ還さなければただの人間なのである。コミュニケーションなのである。つまり自分が会話が好きかだけの話である。物売りは人間かわいがっていただかないと。

8月での配送の時、お客様のところでトイレ借りようと店の中に入り込んで行った。

1人目に会ったお客さんに「お世話になります」と言ったら、お客様から「ご苦労様」と言われた。

2人目のお客様に同様に「お世話になります」と言ったら、「いらっしゃいませ」と言われた。別段こちらがかしこまったつもりもないのだが、しっかりともてなしていただいた。

こう言った時には物売りはすかさず名刺出して「藤榮です。いつもお世話になります。ちょっとトイレ貸してください」と言えばいい。お客様のところでトイレ借りるのも仕事なのである。別段恥ずかしいこともないし、失礼なことでもない。お客様のところでも、わが社のごとくふるまえるようになるまで自分を持っていくべきである。堂々とする。物売りだと考えるとかしこまったり、媚びを売ってしまう。自分をさらけ出し、気に入ってくれたら商売=物売りに入る。気に入っていただけないなら気に入ってもらえるように、どうしたらいいか考える。

時に3度ほど会話すれば何とか気に入ってくださる。それでもあかんならしばらくその人はあきらめる。それでいいのである。

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