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第117回 「蜘蛛の糸作戦」と言うものがある

2016年09月15日

芥川龍之介の「蜘蛛の糸」という小説がある。罪人が地獄で天を見上げると、1本の蜘蛛の糸が垂れ下がっているのに気が付いた。罪人カンダタはこれを登っていけば地獄から出られると思い、必死に上を向いて上った。と、あるとき下を見ると、下から次々と同じように上ってくる罪人がいるではないか!そこでカンダタは「お~い、上るな!」と言った。その瞬間頭上の糸がプッツンと切れて、カンダタはまた元の地獄に真っ逆さまに落ちていった。という物語である。

つまり、前向きに=上を目指して生きている内は希望がある。しかし下を向いた時、つまり昔を懐かしんだり、他人をねたんだりしたときに人間は堕落し始め、夢希望もなくなってしまう。と言うこととも取れる。

どうしても人間他人が気になる。そして過去を懐かしむ。「あいつがいかん、あの時は良かった」と。そんな時はこの蜘蛛の糸を思い起こし、「くそーいかんいかん、ここで俺は立ち止まってはいかんのだ。さらに前進しなければ!」と、明日のために今日生きるようにしましょう。それが藤榮の組織員の基本にある企業文化であります。

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