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2017年01月17日
今朝もニュースでやっていました。
「中国の習近平国家主席は17日、世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)で講演を行い、グローバル化や自由貿易の重要性を強調した。保護主義は自ら暗い部屋に閉じこもるとともに、部屋から光や空気を奪うようなものだと指摘。他国を犠牲にして自国の利益を追求すべきではないと述べ、トランプ次期米大統領を名指しこそしなかったものの、同氏の言動を暗にけん制した。」
アメリカは輸入関税を今後高くかけてくる。例えば今まで100円で中国から入ってきた物を45%UPで関税掛けると、仕入れ価格は145円となる。と、それを販売すると大体290円となる。以前は200円で売っていたものが290円になるのだから物価は1.45倍になる。ものすごい勢いでアメリカという国は物価が高くなって行く。それに合わせてアメリカ人の所得は必然的に高くなって行く。これが彼がやりたいことである。
日本に対しても同様な政策を取ってくる。と、自動車が輸出できなくなってくる。トヨタはますます現地生産に力を入れるようになる。必然的に国内の生産力は落ちてくる。我々中部地方はますます打撃を受けるようになってくるであろう。
また中国も輸出が減っていけば今まで日本に爆買いに来ていた連中も減る。製造業関連だけでなく、サービス業も悪くなって行くことが目に見えてきている。そこにアメリカFRBの利上げである。今年早々間違いなく利上げするであろう。と、日本との金利差に差が開き、為替でもダメージを受けることになる。まさに今年から踏んだり蹴ったりの日本・中国になって行くことが予測できる。これを人生の嵐と例えるなら、今は攻めではなく守りの時期となるのであろう。イソップ童話でいえば「ウサギとカメ」のカメ的生き方に徹する方がよさそうだ。