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第211回 睡眠力を高める

2017年11月12日

「睡眠時間が6時間以下の人や7.5時間以上の人は6年後の死亡率が高い」という驚きの研究結果が発表された。

寿命という点から見れば、睡眠は6?7.5時間がベスト。歳をとるとよく、眠れなくなって朝早く目が覚めたり、いくら眠っても寝不足感に襲われると言われますが、それは当たり前の現象。「睡眠力(眠る力)」は、体力と同じように、年齢とともに自然に低下するものなのです。
睡眠力=睡眠の質×睡眠時間で表せます。短い時間でも「十分に寝た」という満足感が得られるのですが、、眠りの質が悪い場合はその逆。現代人は、不規則な生活と過剰なストレスで、質と時間のどちらとも確保できないのが実情。睡眠力が低下すれば、体調不良を引き起こす場合も珍しくありません。
さらに睡眠が6.5?7.5時間の人は、最も肥満度が低く、それより長い人や短い人は肥満傾向が顕著。睡眠時間が6時間以下の人は太りやすく糖尿病になりやすいという研究結果が出ています。それは、睡眠時間が短いと食欲を抑えるレプチンというホルモンの分泌が低下し、逆に食欲を増進させるグレリンというホルモンが多量に分泌されるようになるからです。その結果、食欲が出てきて、太りやすくなる。それが、糖尿病に結びつくというメカニズムです。
体は睡眠中に成長ホルモンを出し、体のメンテナンスをし、翌日のためのエネルギーを作り出しているのです。睡眠力の低下は、いろんな面で体の不調を引き起こす原因になるのです。
そこで弱まった睡眠力を強化するには、寝るときに体温が下がる状況を作ることが大切になります。人は眠りに落ちる時に体温が低下するものですが、なかなか眠れない人は、体温をうまく下げられない傾向があるのです。
具体的には手足の指をエビ反りに伸ばす方法がオススメ!手足の指を反らすと、手足の毛細血管に一気に血液が流れ込むので、体温はいったん上昇しますが、時間が経つにつれて徐々に熱が放射され、体温も低下してくるので、そのタイミングで布団に入るとよく眠れます。また全身の軽いストレッチやぬるめのお湯に浸かることでも同じ効果が得られます。睡眠力が低下していると感じる方は、ぜひお試し下さい。

中村

 

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