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第239回 資本主義とは何か

2018年05月01日

自分で稼いだ分だけ利益を得るべきだという考えで、個々それぞれが頑張った分だけ稼げるようにすることで、多くの人間が富を得るためにやる気を出して競争し、結果的に社会全体が豊かになっていくという思想。

では昨日の「秩序」に戻るが、秩序は自分の想像の中にしか存在しない

ということだった。それでは資本主義の中でなぜ収入の差が表れるのであろう。もっと溯れば学生時代になぜ通知表が5段階に分かれていて、個々に評価が違ったのであろう?40人クラスにいて全員国語が「5」ということはあり得なかった。これは先生が40人の中から各評点を上から割当てているだけである。そこに子供の時からすでに「人間社会というものは優越の差がある」ということを我々は教えられてきた。必死に勉強した者は成績優秀、勉強せずに遊んでばかりなものは劣等生だった。

彼らが社会人になっても同じ評価なのであろうか?真面目に一生懸命働いて仲間に必要とされるものは給与が良い。真面目に会社に来るが今いち受けが悪い。外見では悪い人間には見えないのだがなぜか仲間に必要視されない。重要視されない。この差はどこから来るのであろうか?

結局はその個々の秩序から現れるのであろう。神経質で段取りを組立からでないと仕事にかからないもの。納得がいくまで先輩に確認を取るもの

仕事の評価を確認しに行くもの。競争意識が高いもの。健康なもの。知恵が発達しているもの。運動神経がいいもの。背が高いもの。体重が多いもの。何が仲間から必要視されるのかはわからない。がしかし1年経つと収入に差が付き20年もすると生活感がまるで違ってくる。老後に悠々と旅行に行っているものもあればまだ借金が返せないと嘆くものもある。

いずれにしても仲間から必要とされているものとそうでないものの違いは

陰でどんな噂が立っているかである。人間は陰口されることが一番嫌なのである。とくに嫌われているのは集団でいられなくなってしまう。

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