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第254回 「慣れる」と「馴れる」

2018年07月02日

「慣れる(なれる)」と「馴れる(なれる)」とは、個人的にはニュアンス的に違うと思っています。

「慣れる」は「たびたび経験した結果、あたり前のこととして受けとめられるようになるとか、うまくできるようになる」といった一般に前向きなニュアンスで使う、いわゆる「なれる」という意味で、トレーディングでもまずは「慣れる」ことが大事です。

一方「馴れる」はこれは私のニュアンスですが、「たびたび経験した結果、なれっこにはなるけれど、ある意味それが当然のことと思うようになる」という意味だと思っています。

もちろん「慣れない」ために、どれも手を抜けなくて疲れることは確かで、「慣れる」ことによって、力の入れ具合がわかってきます。

たとえば、24時間力の入れ具合をわからないと、体力的に相当消耗することは確かだと思います。

私が申し上げたいのは「慣れることは」必要だけれども、「馴れては」いけないということです。

たとえば、今までをやれたことに「馴れてくる」と、所々疎かになり、漫然と仕事をしたり、ぬけがあってもそのままにしていたりということが、往々にして起きます。

この呪縛から解き放たれないと、致命傷を受けることにもなりかねません。

やはり「馴れる」ことなく、初心の気持ちを持ち続けることが、結局は、仕事をやり続けるために必要なことなのです。

そのためには、おかしいことはおかしいと思うことや、まずいと思えば素直に自分の非を認めることも大事だと思います。

要は、柔軟な思考が自分自身のために必要だと思います。

本田

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