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第279回シェーンブルン宮殿

2018年12月22日

オーストリアの首都ウィーンにあるシェーンブルン宮殿は、17世紀末に夏の離宮として建てられたのが始まりで、18世紀、女帝マリア・テレジアによって現在の姿に改築されました。シェーンブルンとは「美しい泉」という意味で、宮殿の名前はこの地に湧き出る清らかな泉にちなんでつけられています。
1740年にハプスブルク家の家督を継承したマリア・テレジアは、ハプスブルク家が支配する神聖ローマ皇帝の象徴ともいえるこの壮大な宮殿で、啓蒙主義的政策を行って国力の維持に努めました。
重厚なバロック様式の外観は、マリア・テレジア・イエローと呼ばれる色で統一され、内装は優美なロココ様式の装飾が施されており、総部屋数は1400以上にものぼります。「会議は踊る、されど進まず」の言葉で知られるウィーン会議の舞踏会の会場となった大広間「グローセ・ギャラリー」や、6歳のモーツァルトがマリア・テレジアの前で御前演奏した「鏡の間」が有名です。また、世界最古とも言われる動物園やガラス建築の植物園、花壇を中心に広がる庭園が建造物を引き立てています。
ちなみに今のこの時期は、宮殿のお庭でクリスマスマーケットが開催されています。世界遺産の宮殿の前で開かれるクリスマスマーケットは荘厳な美しさが印象的で、是非一度は行ってみたいです。
加藤

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