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第320回 朝顔の花一時

2019年09月08日

朝顔の花が開くのは、ほんの一時だけです。それ以外は、美しい花を開きません。

これは、人間が生きていく上でも、同じようなことが言えます。人生において、花開く時は、そんなに長くありません。ある期間、花を開くと、その後は枯れ行くのみです。

ほんの一時、美しく花開くために、とても長い時間を準備に費やします。

朝顔であれば、種から芽が出て、葉を広げ、つぼみができて、そうしてようやく花開く準備が整うのです。人間も同じです。花開く短い期間のために、その瞬間のために何十年と努力し、少しづつ成長していくのです。ですから、なかなか花開かないと嘆く必要はありません。みな、花咲く運命を持った種なのです。

もちろん、大きな花を咲かす種、小さな花を咲かす種、鮮やかな花を咲かす種、地味な花を咲かす種などいろいろあります。でも、いつかは花開くのです。

下積みが長くても、嘆かないようにしましょう。また、すでに花を咲かせた人は、永遠に花咲いた状態が続くと思わないようにしましょう。

いつかは、枯れて行くのです。

寺澤

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