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2021年02月14日
あなたは何か作業する際にどのような時間配分で行っていますか。時間を決めて作業を行う人や、何も考えず終わるまでやるという考えの人もいると思います。
しかし、何かを行う際には時間を決めて作業をした方が効率的に進めることが出来ます。最大の集中力で仕事や勉強をこなすテクニックとして「チクタク・テクニック」というものがあります。この方法は「ポモドーロ・テクニック」と言う集中法の応用となります。
まず、ポモドーロ・テクニックについて説明します。ポモドーロとはイタリア語でトマトのことを指します。これはイタリアの起業家フランチェスコ・シリロが提唱した集中法で、彼がポモドーロことトマト型のタイマーを使って仕事をしたことからそのような名が付けられたのです。彼は「25分間の作業時間と5分の短い休憩」と言う時間の組み合わせを推奨していました。そしてこれを1セットとして4セットほど行ったら15~30分間の長い休憩を取ることが最高の集中法だと定義しています。もし、5分の休憩では短いと思うなら7分ほどの少し長めにしてもかまいません。
この時間管理のためにアラームのあるタイマーを使用してください。使用するタイマーはスマホアプリやPCのフリーソフトなど自動化できるものを使用するのをオススメします。
さらに出来れば作業中にチクタク音などの作業中のちょっとした音の聞こえるものを使うもオススメです。チクタク音のような音を「ホワイト・ノイズ」と言い、人間は一見静かな方が集中出来ると思えますが完全な無音になるとかえって落ち着かず集中しづらくなってしまうのです。これは自然界において完全な無音は存在しないため不自然に感じてしまうからです。
よく作業中に音楽を聴こうとする人が多いのも無音な状態に耐えられないための無意識の行動だと思われます。しかし歌詞やメロディに集中を妨げられることもあります。よって音楽よりも意味のないホワイト・ノイズがオススメなのです。
つまりチクタク・テクニックとはポモドーロ・テクニックに休憩時間を7分と少し長くし、タイマーで自動化し、作業中はチクタク音を流すとしたものになります。
このうち最も重要なのは名前の通り作業中は必ずチクタク音を流すことなので、もし時間管理が面倒だというなら作業中はチクタク音を聴くだけでも十分効果はあると思います。
25分の作業と5~7分の短い休憩の設定は一見面倒そうだと思うかもしれませんが、しっかりと時間を区切ることで「どれくらいやろうか」「休もうか続けようか」と余計に悩む必要がなくなり、逆に「25分だけやれば良い」「他事は休憩の時にやれば良い」と作業にだけ集中することが出来るようになります。
スポーツの試合なども明確に時間が決められているので選手たちもゲームに集中出来るのです。つまり25分という時間制限を設けることで集中して作業を行えることになります。
皆さんも是非このチクタク・テクニックを試してみてください。
福田