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第430回 ビタミンCとDで免疫力アップ

2021年11月14日

免疫力をアップさせるためにはビタミンが重要になります。

ビタミンが重要と言ってもビタミンにはA・B・C~と多くのビタミンが存在しているので複雑に感じる人もいるかもしれません。ですが免疫力のためには代表的な二つを覚えておけば問題ありません。

国際オーソモレキュラー学会「Ortho(整える)Molecule(分子)」という栄養で体調を整える研究をしている学会がある発表をしています。内容は新型コロナウイルス感染予防のためにはビタミンCを1日3g以上服用すべきだと言っています。ちなみにレモンで換算するとレモン1個のビタミンCは約20mgなので、3g摂取するには1日150個食べる必要があります。ちなみに苺1個とレモン1個のビタミンCの量はほぼ同等、キャベツなどに変えても1日まるまる10個食べなければならない計算になります。

なので、現実的にはサプリメントを使用するのがオススメです。

なぜビタミンCがいいのかというと、体内でタンパク質やホルモンを合成する手助けをするからです。そのためビタミンCは美容にいいと言われるのです。

多くの動物は体内でビタミンCを作れますが、猿と人間だけが作れないので摂取する必要があります。

さらにビタミンCにはアメリカ国際衛生研究所の研究で、ビタミンCはがん細胞を破壊するということが発表されています。そもそもがん細胞は誰の体でも日常的に生まれています。そして人間の免疫力が日常的に退治しているので心配はありません。ですががん細胞は普通の細胞以上にブドウ糖をエサにどんどん成長します。ビタミンCとブドウ糖は構造がすごく似ているのでビタミンCを多量に摂取するとがん細胞が間違えてビタミンCを食べます。すると細胞にたいして毒性のある過酸化水素を発生しがん細胞を倒します。普通の細胞も死ぬのではと思うかもしれませんが、正常な細胞は過酸化水素を分解する酵素を持っているので問題がないのです。

次に重要なビタミンはビタミンDです。ビタミンDはカルシウムのバランスを整えることで骨を健康にする働きがあり、同時に免疫力アップもするとされています。実際、オーストラリアのレイチェル・ニール博士の研究で、体内のビタミンDが少ない人ほど呼吸器の感染症にかかる確率が2倍高いとされ、イギリスのクイーンエリザベス病院などの研究で体内のビタミンDが少ない人ほど新型コロナウイルスの感染率・死亡率が高くなるとされています。またビタミンDで免疫を整えることでアレルギー症状が抑えられることも多いので花粉症の人が試してみるのもいいかもしれません。

摂取する量としてはIU(国際単位)と言う単位で1日2万IUくらいを目安とするのがオススメです。

ちなみにビタミンDは多く摂取するとカルシュウム代謝に関わるビタミンKに多く使われるので同時にビタミンKを200~300mcg(マイクログラム)ほどを目安に取ると効率的に摂取できます。ビタミンKはだいたい納豆1パック分なので1日1パック納豆を食べるだけで十分摂取出来ます。

免疫力を高め健康的な生活を送るためにビタミンC・Dの話をしましたが、これ以外のビタミンにも体にいい作用をするものなどもあるので余りビタミンC・Dをきっちり取ろうとしなくても構いません。

足りないと思う栄養素があるならサプリメントで補うなどしていき健康的な生活を送れるように普段の食事を気を付けていくことが一番大事なことです。

福田

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