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第432回 プロテインで太りにくい体をつくる

2021年11月28日

「プロテイン」と聞くと体を鍛えている人、筋肉マッチョの方が飲むものというイメージがあるかもしれません。

プロテインとは英語でタンパク質のことです。ギリシャ語で「一番大切なもの」を意味する「proteios(プロティオス)」に由来しています。

タンパク質は筋肉、臓器、皮膚、髪の毛などの体の器官を構成し、ホルモン、酵素、抗体などの体の機能調節に欠かせない成分のもとになっています。

タンパク質はヒトの体から水分を取り除いた重量の約50%を構成しており、不足すると筋肉が減少したり、臓器のはたらきが衰えて体の機能が低下したりします。

皮膚のシワやたるみ、髪の切れ毛や薄毛にもつながります。

それからタンパク質は免疫細胞の材料となっているため、不足すると免疫力が低下しやすく、風邪等をひきやすくなります。

また、やる気を出してくれるドーパミンや気持ちをリラックスさせるセロトニンなどの神経伝達物質は、アミノ酸(タンパク質を作る最小成分)からできています。そのためタンパク質が不足すると、神経伝達物質が脳内で普段のように作られず働きも鈍くなってしまいます。

なんだか最近物事がうまくいかない、知らず知らずのうちにぼーっとしていると感じたり、指摘されたりするなら要注意です。タンパク質不足による神経伝達物質の鈍化によって、集中力や思考力が低下している可能性があります。

そして健康な体を作るには基礎代謝を上げることが重要です。

基礎代謝とは、生きているだけで消費されている必要最小限のエネルギーのことです。例えば、じっと座っている時や寝ている時にもエネルギーは消費されています。

基礎代謝を高めることによって、じっとしていてもエネルギーを消費してくれるので、太りにくい体質になりますし、体温が高く保たれ血流も良くなるため、老廃物を排出しやすく健康的な体が維持されやすくなるのです。

逆に、基礎代謝の低下によって体温が下がると、血管が収縮して血流が悪くなり、肌荒れ、冷え性、低血圧、低体温、疲れやすい、生理不順、便秘などの症状が起こりやすくなります。

また、体温が1度下がると、免疫力は30%落ちると言われています。様々な細菌やウィルスの感染リスクが高まってしまいます。

基礎代謝は10代をピークに、加齢と共に基礎代謝はどんどん下がってしまう傾向にあります。
なぜ10代でピークに達するかというと、成長期の身体の発育のために多くのエネルギーが使われるからなのです。

そのため、年齢を重ねると共に意識的に基礎代謝を上げる工夫や注意が必要になってきます。

基礎代謝を上げるには筋肉量を増やすことです。筋肉量が増えると体が温まり、代謝も良くなるので太りにくなり、体調も良く免疫力もアップします。

筋肉量を増やす方法は、良質なタンパク質を摂ることと運動です。タンパク質は一度に吸収できる量が限りがあるので、回数を分けて摂るようにします。

しかし日本では、お米やパンを中心に、炭水化物が多い食事になりやすく、たんぱく質を多く含む肉や魚、大豆類などを毎食意識的に食べている人は、少ないのではないでしょうか。

そんな人は、プロテインを摂取することで、普段の食生活で不足しがちなたんぱく質を、低カロリーかつ効率よく摂取することができます。

効率よく筋肉量を増やすには、運動後30分以内にタンパク質を摂ることが大事です。その時間は筋トレによって傷ついた筋肉が回復しようと、より多くのタンパク質を必要としています。そこでタンパク質を補給してあげると、筋肉の回復をサポートし、筋肉の成長につながるのです。

すぐに食事ができない場合もプロテインが便利です。

年齢にかかわらず、高齢の方も小さい子どもも、プロテインを上手に活用して、健康な体を作るようにしましょう。

櫃田

 

 

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