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第435回 腰痛の原因は85%が不明

2021年12月19日

腰痛と聞いて自分には関係ないと思う人もいるかもしれませんが、実は腰痛は国民的な病気であると知るべきです。日本人の5人に1人が日常的に腰痛持ちであり、腰痛を経験したことがあるという人は国民の83%もいると言われています。

しかし、腰痛の原因は85%が不明だと言われています。

ただ腰痛が生まれる原理としては、背骨が原因の腰痛と内科疾患などそれ以外の原因の腰痛の二つに分けることが出来ます。

前者については、何らかの要員によって背骨が歪み脊髄が圧迫するため腰痛を感じます。

原因の一つ目は椎間板ヘルニアです。

背骨とは椎骨と柔らかい椎間板のサンドイッチ構造をしています。これが姿勢の悪さなどで椎骨が椎間板を押してしまうとはみ出た椎間板が神経を圧迫し、これによって痛みが出るのが椎間板ヘルニアです。

ちなみに「ヘルニア」とは脱出・突出という意味です。

椎間板が背骨からはみ出すと「椎間板ヘルニア」、」お腹の中に穴が空いて腸がはみ出すのは「腸壁ヘルニア」など呼んだりします。

原因の二つ目は脊柱管狭窄症です。

椎骨がズレたり変形することで、脊髄の走る背柱管が狭くなり神経が圧迫されて腰痛になります。

これら二つの原因ならばレントゲンとかで原因が分かるのではと思うかもしれません。

実際レントゲン撮影をすると明確に骨がズレていたり出っ張ったりすることがあります。

しかし、その状態にも関わらず痛みが全くない人もいるし、逆に痛みがあるのにレントゲンでは明確な異常がない人もいます。レントゲンではごく一部しか見られないので、どこかで圧迫しているから痛みが出ているとしか判断が出来ない例も多々あります。だからこそ85%が原因不明だと言われるのです。

ただ、確実に言えることは悪い姿勢や生活習慣が背骨への影響を与え、積み重なって神経を圧迫して痛みを感じるようになると言うことです。

これを「腰痛借金」と呼んだりします。

腰痛の人は普段からダメージという借金をためどこかで破産して腰痛になると考えるのがいいでしょう。

ぎっくり腰も日常的なダメージが積み重なり突然に背骨による神経圧迫が起こった状態とも言えます。

なので、腰痛とは直前の行動によってなるものではなく、普段の生活から蓄積していくことを頭に入れ生活することが大切になります。

福田

 

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