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2022年01月16日
多くの人が腰痛に悩んでいて主な原因は背骨にあると言われていますが、治療法はどうすればいいのかと思います。
日本整形外科学会と日本腰痛学会が監修した腰痛診療ガイドラインというものがあります。
皆さんが腰痛の治療と考えると、まず代表的なのは手術があげられます。しかし、確実な効果が認められるとは限らないので、ガイドラインでも一番に勧められてはいません。
なぜなら背骨のどの部位が明確な原因か判断できないことが多いことから、手術しても痛みが残ることがあり、さらに骨に影響を与えるため、別の痛みが生じるリスクもあり得ます。手間や費用も掛かることから第一の選択枠にはなりません。
薬や注射の場合は急性の腰痛にはかなり強い効果を持つとされています。
よってどうしても耐えられない時には有用ですが、痛みが引くのは短時間しかないので、すぐに改善するならいいのですが、長期的な腰痛にはオススメ出来ません。
長期的な薬での改善は、薬の効きづらくなることで飲む量がどんどん増える場合や、根本的な痛みの原因が改善するわけではないので気づかないうちに症状がさらに悪くなる恐れがあります。
ちなみに使用する薬には純粋な痛み止めだけでなく、長期的な腰痛には抗うつ薬が効くこともあります。これは精神的な問題から腰痛を感じることがあるからです。
なら整形外科にある牽引治療などのリハビリ器具を使うならと思うかもしれませんが、ガイドラインでは大して勧められていません。そもそもの原因箇所が分かっていないので、ただ漠然と引っ張っても改善は望めないからです。ならなぜ、わざわざ整形外科に行くのかと思うかもしれませんが、「みんながやっているから」と言う理由で漠然といっているだけです。
安静にするのが正解だと言う人もいますが、安静にするのは最大の間違いです。
急性でも慢性でも腰痛の時は安静にするよりも無理のない範囲で活動した方が良いとされています。
ただ運動と言っても背骨による圧迫が腰痛の原因なので筋肉を鍛えることには大した意味はありません。
体操によって背骨の歪みを治すことこそが最大の治療となります。
福田