ページの先頭へ

第470回 シン・朝飯前

2022年09月05日

学生の時は日中は友達と遊んで勉強は夜でないとできないものと決めつけておりました。実際のところは中々はかどらない事が多かったり、反対に夜中に勢いでレポートを書いて朝もう一度見直すと夜悩んでいた問題が嘘のように解けていたり、提出することを躊躇ってしまうような内容になっていることがあります。同じ人間でも朝と夜では人が違う様な考え方になることがある人がいると思います。

「深夜テンション」という言葉をご存じでしょうか。深夜になると高揚感により何とでもないことが面白く感じたり日中行動に移せないことが平気で出来てしまったりする。これは疲労により脳機能が低下し自律神経が乱れることで、本来夜中には優位である副交感神経より交感神経が優位になってしまうことで引き起こされることになっております。

勉強など集中したい自分とは裏腹に脳は疲れによって理性がきかない状態になっているということです。

 

「朝飯前」という言葉があります。意味としては朝ご飯を食べる前にでも出来るほど簡単なことを指します。

今の使い方はこれで正しいのですが、元は少し違うんじゃないかと思えてきました。

簡単なことだから朝飯前ではなく、昨夜悩ませたある程度難題なことでもすぐに出来てしまい、いかにも簡単そうに見える。はたから見た人間がそれを朝飯前と呼んだのではないかということです。

要するに朝の頭はそれほど回転が速いバフがかかっているということです。しかし、いざ朝飯前のバフを実行しようと多少の早起きしたところで朝にそんな時間がないのが現実です。

その為にどうしたらいいか考えた結果、朝食を抜けばいいと考えました。

 

朝8時に起きて8時半に朝ご飯を食べたら「朝飯前」は30分しかないが、朝食を抜いて朝食と昼食を一緒に食べる所謂ブランチにしてしまえば昼まで「朝飯前」なのではないかと思いました。トンチのきいた話をしている訳ではなく、実際食事の後というのは血流が胃腸に集中しやすく脳に血液が回らなくなるために眠くなってしまう。学生の時の昼食の後の講義が眠くなるのは当たり前の事なのです。

シャーロックホームズが言ってた「空腹時の方が頭が冴える」と言うのは前記の裏返しでもあり、狩猟時代の人間の本能的に空腹というのは生命の危機を感じ集中力が上がる名残りだと言われています。

 

夜中仕事や勉強に励むよりも、早く寝て体の疲れが取れた状態で起きて昼食前までの脳が活性化している時間にその日の仕事をほとんど終わらせてしまい、昼食後は「消化試合」にする「シン・朝飯前」いかがでしょうか。

 

藤浪

 

記事を共有するShare on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on LinkedIn
Linkedin

過去の日記

TEL
0562-93-5561

株式会社 藤榮

〒470-1144
愛知県豊明市阿野町稲葉74-46

TEL:
0562-93-5561
FAX:
0562-93-0211

kitchen@fuji-advance.co.jp