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第504回 大暑

2023年07月23日

大暑(たいしょ)とは、一年でもっとも暑さが厳しく感じられる頃。体力を保つために鰻を食べる「土用の丑」や、各地でのお祭り、花火大会もこの期間にたくさん行われ、夏の風物詩が目白押しです。
2023年の大暑は7月23日です。
初候 7月22日〜7月26日頃
桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
盛夏を迎える頃には、卵形の実を結びます。桐は、伝統的に神聖な木とされ、豊臣秀吉などの天下人が好んだ花であり、現在も日本国政府の紋章として使用されています。
次候 7月27日〜8月1日頃
土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)
熱気がまとわりつく蒸し暑い頃。私たちは、この暑さを打ち水などでしのぐことしかできませんが、木や草花は緑をますます濃くして夏を歓楽しているようです。
末候 8月2日〜8月6日頃
大雨時行(たいうときどきにふる)
夕立や台風などの夏の雨が激しく降る頃。きれいな青空に湧き上がる入道雲は、夕立を教えてくれます。雲の頭が坊主頭に見えることから、入道雲と呼ばれています。
旬のものといえば、
白粉花(おしろいばな)
黒い種の中にある白い粉を、少女たちがおしろい代わりにして遊んでいたことから、この名前がつきました。花は夕方に開き始め、翌朝にしぼんでしまうことから、夕化粧とも呼ばれています。
ゴーヤー
沖縄県の特産物であるゴーヤー。独特の苦味のあるゴーヤーですが、水にさらしたり塩もみすることで苦味は軽減されます。
カブトムシ
カブトムシはいつの時代も、夏の昆虫の王様です。にょきっと頭に生えた立派な角で、相手の虫をひっくり返してしまう様子は迫力があります。
金魚(きんぎょ)
夏祭りの定番であり、子どもから大人まで人気のある「金魚すくい」。金魚とは、中国語で金余と書き、お金が余ることから金運上昇の意味があり、縁起物とされています。
7月の後半、暑さが最も厳しくなるときです。この頃から、一年の最高気温を更新するような日々が続きます。セミの声が体にまとわりつくように響きわたり、空には入道雲。ときに激しい雷雨に襲われ、厳しい暑さの「夏らしい夏」を感じる日々のはじまりです。
外山

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