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第545回 下駄の日

2024年07月21日

7月22日は下駄の日です。
伝統的なはきものである下駄の良さを見直してもらいたい、という想いから全国木製はきもの業組合連合会によって制定されました。
日付は、下駄を作る際の寸法「七寸七分」に使われる数字「7」から7月に、雪道を下駄で歩いた際にその跡が漢字の「二」に見えることから22日になったそうです。
1寸(すん)は約3.03cm、1分(ぶ)は0.303cm。7寸7分≒23.331cmと計算でき、下駄の寸法とされる7寸7分は約23.3cmとなります。
下駄(げた)は、日本の伝統的な履物で、「下」は地面を意味し、「駄」は履物を意味します。その呼び名は戦国時代に成立したと推測され、それ以前は「足下(あしした)」を意味する「アシダ」と呼ばれていました。
道路が舗装されていなかった時代には、雨などが降って道がぬかるむと、草履などでは、ぬかるみに足が埋まってしまったが、高さのある下駄は、ぬかるみに埋まりにくかったため重宝されました。
現在では下駄は祭りや花火の日に浴衣姿で歩く場合や、温泉街の街歩きなどに使用されています。下駄は木製であるため、歩くと特徴的な音がし、「カラコロ」あるいは「カランコロン」と表現されることが多いです。
下駄に由来するものとして、履物を収納する家具の「下駄箱(げたばこ)」があります。下駄が一般的な履物でなくなっていますが、名称だけは現在に至るまで残っています。また、寿司を盛る木製の台を「寿司下駄(すしげた)」と呼びます。
下駄を履き、鼻緒を足指でつかんで歩く事で、足裏にある「足底筋膜」が刺激され、筋活動を促すことで足のアーチに乱れを防ぎ、外反母趾や偏平足を予防、改善する効果があるそうです。
さらに下駄を履くことで足指を刺激し、体重が足指にも乗るようになると姿勢がよくなり、猫背の改善につながる言われています。
効能がたくさんある下駄は足の健康だけでなく姿勢の改善、ひいては全身の健康によいですね。
外山

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