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第535回 信濃町・霧下そばの日

2024年10月27日

10月28日は信濃町・霧下そばの日。霧下そばの美味しさをアピールするために、長野県信濃町の有限会社信濃町ふるさと振興公社と信濃町そば商組合が制定し、日本記念日協会が認定しました。
日付は、新そばの収穫時期であり、信濃町のそばは地粉を10割使用していることから10月、一般的に手打ちそばは「二八そば」(小麦粉2割、そば粉8割)であることから28日ということで、10月28日となります。
霧下そばは、標高500~700mの高原地帯で栽培されるそばのことを指します。この地帯は昼夜の気温差が大きく、霧が頻繁に発生する環境であるため、そばの栽培に適しています。霧は、霜などの低温からそばを保護し、穏やかな成長を促す役割を果たします。また、この冷涼で湿度の高い気候は、そばの香りや風味を高めるのに寄与しています。
霧下そばの生産地として知られる長野県の黒姫、戸隠、木曽、妙高などは、それぞれ独自の風土を持ち、そばの品質にも影響を与えています。土壌が火山灰に由来するため水はけが良く、そばの根が健全に成長しやすい環境です。これらの条件が合わさることで、霧下そばは特有の香り高さとコシの強さを持ち、色合いも鮮やかな緑色をしています。
霧下そばはその名の通り、霧のかかる地で育てられることからその名が付けられました。地名ではなく、栽培される環境を表しているため、包装や表示に「霧下そば」と記されることが多いようです。
一度霧下そばを食べに行きたいですね。
外山

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