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第546回 認知症でも幸福になるには

2025年02月16日

認知症にとって最も危険なことは「孤独」です。

国立長寿医療研究センターでの調査では、仕事をしている・家族や配偶者との関係性が深い・友人や何かのグループに参加している人と言う場合に認知症になる率が大きく減りました。つまり他の人との関係性が強く、会話が多いほど認知症になりにくいのです。

女性の方が、健康寿命が長いのは女性の方が男性よりも周囲との関係性が強いことが一因かもしれません。

リアルで見つけられない場合はネットでも構いません。SNSを見てみたり、趣味のブログや知識の配信などをするのもアリです。そこからリアルにつながれることもあります。

反応があるだけでも十分に気持ちを前向きにするはずです。反応がないなら意味がないと思うかもしれませんが、新たなチャレンジをしたことは脳を刺激します。

長谷川式簡易知能評価スケールを作った認知症研究の第一人者である長谷川和夫先生も晩年は認知症になっていたそうです。

つまり認知症とは年を取れば髪が白くなったり、耳が遠くなるのと同じように誰でもなるものです。

人間は年とともに色々なものを失っていきます。認知症は健康だった脳を失っていくわけでその最たるものの1つでしょう。でもそれ以上にたくさん受け取ってきたものもあるはずです。だから恐れずに残りの人生で多くの人と関わってたくさんのものをプレゼントしてあげてください。

福田

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