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第551回 ネット掲示板で鬱になった話

2025年04月20日

あるアイドルがいました。すごくメジャーではありませんでしたが、それなりに人気がありある程度ファンも多くいました。しかし、彼女にはある悩みがありました。ネットの匿名掲示板で悪口を言われていたのです。中には養護する人もいましたが、かえって悪口が激化していました。その掲示板はその日ごとに接続状況にたいしてIDが割り振られる掲示板でした。よって誰か特定の人物が中心に書き込んでいることが分かりました。

悪口について色々な人に相談をしても「気にすることはない」と言われ気持ちを理解してもらえませんでした。

ある日の書き込みには男と歩いていたとの書き込みがあり、実際彼女には恋人がおり事実の内容でした。そのことを彼氏に相談し、不安に思った彼女は彼氏の家に同棲することにしました。それから彼氏はとても優しくしてくれました。彼女が困るたびに助け、さらに親身にアドバイスをしてくれていました。

その後仕事に集中し新たな仕事も入り、少しずつ気持ちも楽になってきました。しかし休みの日が続いた時に、どうしても掲示板のことが気になってきました。そのため掲示板を見てしまいました。

すると以前より数は減っていましたが未だに書き込みはありました。彼女はカッとなって書き込みをしてしまいました。そのとき画面に表示された文字に彼女の背筋は凍り付きました。悪口を書いていたIDと同じIDが彼女の文章に書き込まれていたのです。

実際にここまでの展開でなくてもネットで誹謗中傷を受けてメンタルクリニックを訪れる人は非常に増えています。アイドルや芸能人に限らず誰でもSNSで何かを書いていただけで悪く言われることもあります。その結果、眠れなくなったり鬱になってしまったりもあります。

また今回の恋人の心理も複雑で「愛と憎しみは表裏一体」などと言いますが悪口を書きながら守る自分を演じることで彼女の気持ちをつかみたかったのかもしれません。

ネットの悪口が気になる場合は、心理学的には「他のことに集中する」事をオススメします。例えば仕事や勉強に集中したりすれば他のことは気になりづらくなります。逆に暇になると気になってしまうわけです。

社会科学者のアーサー・ブルックスは「ネットやSNSはジャンクフードと同じ」と述べています。なのでブルックスはネットの使用は30分までにすることを提唱しています。

他にも掲示板やSNSを見る回数を一日何回までと回数を決めることです。

ネットは便利ですが使い方によっては毒になります。なので上手くコントロールして使ってください。

福田

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