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第98回 子供の教育と生涯学習

2016年07月17日

生涯学習の基盤となるのは、小・中学校における義務教育です。また、学校での学習の他に家庭学習も大事な基盤と言えます。

つまり、生涯学習は子供たちの学習にも関与しているということです。ではどのような形で学習の手伝いをしているのでしょうか?

図書館や博物館といった施設は、大人の見識を広げるにも良い施設ですが、小学校や中学校と連携して子供たちの学習の手伝いをしています。

学年単位で博物館や美術館を授業の一環として見に行ったり、校内以外に図書館があれば、休日や夏休みなどに調べ物ができます。それ以外に、子供向けのイベントを期間限定でしたりと、机に座って行う学習だけでなく、実際に体験して学ぶというスタイルもあります。

最近は小学生のうちからスマートフォンを持つという事もあり、読書をする子供は段々減少しています。現在は図書館も進化しており、本を読む場所だけでなく、CDやDVDといった資料も閲覧や貸し出しができたりします。また、美術館や博物館も”体験型アート”として実際に触れたりできる物が増えてきています。親子で体験できるものもあるので、一度行ってみると親子ともに何か感じるものがあるかもしれません。

また、学校教育以外に家庭学習の面でも生涯学習施設は役に立っているのです。地域や学校と連携して、子供の生活習慣や育児・子育てについて地域の施設で学べる環境を作ることも、生涯学習の役割の中に入ってきます。その他に、市の施設で体験学習をしたり、申し込めば野外キャンプや自然と触れ合えることのできる体験もできます。確かに勉強することも大切ですが、子供の感性を育てる面としても、このような活動を地域ぐるみですることには大きな意味があると思います。

生涯学習は成人した人たちが学習するという事だけでなく、子供たちの学習にも影響を及ぼしています。それは、算数や国語といった成績が評価されるものではなくて、外に出て学ぶことを意味しています。そして子供たちが自ら学び、行動していくには、大人の助けが必要となってきます。この時、生涯学習に意欲的に取り組んでいる地域は、地域の人々と市の結びつきが強いので、より学習の場が広がるのです。学習の場が広がれば、色々な体験ができます。現代はスマートフォンがあれば家でもSNSで他人とつながることができ、ゲームをしていれば家の中だけで済んでしまう時代です。だからこそ、このような地域の繋がりが大切になってくるのだと思います。そこには、子供たちだけでなく、大人も積極的に関わっていくことが重要なのです。

岡田

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