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第115回 人生年取ってくると生活が惰性になる

2016年09月05日

毎日の惰性の中にはアルコール・テレビ・タバコ・パチンコなどがある。それが必要ならば惰性ではないのだが、ちょっと一服ということでタバコ!いや~今日もよく働いた。よし!プシュット行くか!別段やることないからというか何も考えずにテレビ と人間なる。私もそうである。

しかしアルコールでも「今日はやめとくか」と1日やめとく。すると翌日は不思議なことに冷蔵庫に足が向かない。そこでよし今日もやめとけ。こうなると翌日にはせっかく昨日も止めたんだから今日もよすか!と考える。

と自然にしばらく辞めることができる。飲んでいた時と辞めた時と人生何んか変わったのかというと、さほどでもない。ただ飲んでいると気分がいい。何かその日の疲れが無くなるような気がするのだがそれも最初の一杯ぐらいであろう。後の2本3本は惰性になって来る。そしていずれアルコール体になっていく。腹が出、ちょっと動くと息が切れ、疲れやすくなり、汗かきになる。食事もアルコールが中心となり、食物が減っていく。

次の段階では食事のデザートが薬となり、土日の日課に医者通いが始まる。薬も常時飲み始めると体も自然に慣れてきて効き目が薄くなってくる。そしてまた医者に「こんな数値ではいけません。もっと健康になるために毎日歩きなさい!野菜食べなさい!肉・エビなどは控えなさい。ビールだめです。薬の量を増やします」となってくる。そして月々、肉体維持のための生活維持費がアルコールと食物から薬代に移っていく。薬で人間体を維持していくのである。これが人生である。

医者が言うのもわかる。医者の仕事は病気の進行を食いとどめることである。ちょっと悪いとこを見つけると「はい検査。はい薬。はい節制」となる。それは間違っていないのだが、人間年取れば若い時のような健康体でいる人などいない。必ず死に近づいているのである。

若い時との違いは人生の楽と言うか「甘い部分」を知ってしまったのでもはやそこから脱出できないのである。いまさらテレビやめて1時間も散歩できないのである。料理見たらまず箸取る前に「プシュット」となるのである。

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