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第127回 デマと流言がパニックを引き起こす

2016年10月02日

デマとは、嘘の情報を流すことであり、たいていは、悪意を持った計画を実行するために使われるものです。
流言とは、デマのように悪意はないが、誤った情報が流れていったり、人々を恐怖に陥れる情報が流れていったりすることです。
社会においては、時にデマや流言により、パニックが引き起こされることがあります。
たとえば、ある銀行が倒産するかも知れないというデマが流れたとします。すると、人々は口々に噂を流し、知らない間に多くの人が、「あの銀行が倒産するらしいぞ!」と大きな声で叫ぶようになります。ついにはパニックが起きて、多くの預金者が、一斉にその銀行になだれこみ、預金を全て解約して引き出すという事態になったり、その銀行の前に行列ができたりするということです。
噂が流れてきたら、出所はどこなのか、本当のことなのか、くれぐれも、慎重かつ冷静に判断する必要があります。
デマや流言が広まるのは、ある程度、信憑性のある情報であること、そして、人々に恐怖を与える情報であること、といった条件を満たしている必要があります。
特に、人々に恐怖を与える情報は、デマや流言として、パニックを引き起こしやすいです。
なぜなら、人間の感情の中で、もっとも人間の行動に結びつきやすいのが、やはり、恐怖という感情だからです。
先ほどの、銀行が倒産するというデマの場合、「自分の預金が引き出せなくなったら、どうしよう!」という恐怖の感情が、多くの人たちに伝染して、パニックを引き起こしてしまうのです。
噂が流れてきた時に、恐怖を感じるような情報であったならば、より一層の注意を払う必要があります。
インターネットの普及により、誰もが情報を発信でき、受信できます。真実も嘘も。
教科書が正しいのか、ニュースが正しいのか、専門家の言うことが正しいのか、何が正しいかは自分が判断することです。
しかし、真実は真っ黒であり、常に偽りを纏っている。

 

山本

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