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第141回 1年の計は元旦にあり?

2017年01月01日

明けましておめでとうございます。
2017年となり、「今年こそは目標を立てて頑張るぞ!」と意気込んでいる人も多いのではないでしょうか。しかし「去年も同じこと言っていた気がする」と思っている人も同じくらい多いはず。どんなに立派な目標を新年に立てたところで、実現できなければ意味がありません。
「1年の計は元旦にあり」とありますが、1年間でやれることはあまりにも多すぎるため、元旦や正月休みでは時間はあれど、きちんと練られた目標を立てるのは難しいです。1月に「目標を立てよう!」と思い立ったら、3月末までに計画をしっかり練って、4月から実行できるように準備しておくのです。意気込んで決めた目標は多くの場合、分不相応になりがちです。冷静な頭で目標を立てるためには、ある程度の冷却期間が必要となります。
仕事の計画の立て方として、新しいアポイントメントやタスクが発生した時は時間を作ってまとめて書くのではなく、その場で仕事の手を止めて書く「ちょい書き」をすることで、ちょっとした時間にそれらを見直し、「単に思いついただけ」なのか「見直してもやっぱりやりたいと思う」のかを見極めていきます。そうすることで無駄な時間と出費を抑えることができます。
1年の目標を立てるにあたり「苦手なこと」や「避けてきたこと」を掲げがちですが、これは結局実現できない目標になってしまいます。そうならないためには目標にワクワク感がなくてはなりません。だからこそ「ちょい書き」で自分が本当にやりたい目標を厳選しておく必要があるのです。
数字などを使ってできるだけ具体的にするのは、目標を決める場合の常識です。しかしだからといって数字にすればそれでいいわけではありません。例えば人脈作りを目標にするなら、「100人の他業界のビジネスマンと知り合いになる!」ではなく「1ヶ月に1人と知り合いになる」程度にしておく。そうすれば途中で息切れすることなく、目標を着実に実現していくことができるはずです。
年始や元旦の勢いで目標を立てるのではなく、肩の力を抜いて身の丈にあった目標を決めるのが「失敗しない目標の立て方」です。しかしこのユルめの目標の立て方においても、世間一般で言われる目標設定の基本は同じ。数字による具体化はもちろん、「短期目標・中期目標・長期目標」という目標を細分化するのも大切です。大きな目標だけを決めても、達成の喜びをなかなか味わえないので長続きしません。小刻みに達成感を味わえるように中期・短期目標を設定する必要があります。また目標に期限を設けることも忘れてはいけません。いくらユルめの目標でも「いつか達成しよう」ではダメです。きちんと日付を入れて、それに向かって行動できるようにすることが大切です。

 

山本

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