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第146回 気づいたこと

2017年01月22日

アメリカの憲法では法の上では皆平等となっている。これはあくまでも法の上ではである。つまり建前論である。日本社会でもそうだが現実には平等など生まれ持って無い。肌の色の差別、宗教の差別、所得の格差、男女の違い、学歴、国柄、言語、文明などなどいくらでもある。日本の社会の中でも現実ある。それを否定したのがマルクスで、資本論に基づいてレーニンがソ連邦を作りそのレーニンを抹殺したスターリンが最強の権力を握り、歯向かうものを何千万人と殺戮してきた。 スターリン死後権力は薄くなり1991年ゴルバチョフがついにソ連邦を解体したのである。結果資本主義社会が生き残り、格差社会・不平等社会が現在はびこっているのである。
我々の経営理念の中に「多くの人々の日常生活の……」という部分がある。これこそまさに格差社会の中で末端生活者つまり我々のような中小零細企業労働者のために活躍できるキッチン空間を提供しようという理念ではないか。お金がある人は一流メーカーキッチンを購入していただく。しかしそんな人はごく一握りなのである。大多数の人々のために我々は毎日自分の命をすり減らして労働するのである。これが大企業や官庁の方々との生まれ持って生活する方法の違っている部分なのである。だから生まれつき我々には暗黙の了解のもとに、労働者階級の仲間と共に生活していくのである。その仲間の社会の中にも実は上下関係がしっかりあるのである。
 我々中小零細で働く者は、言ってみれば末端階級者は、どこまで行っても自らをさらけだし、神経使い、体を張って生き抜くしかないのです。まさにその者の集まりこそが藤榮です。そんなの気に入らんと言っても、この呪縛から解き放たれることは一生無いのです。これこそ連綿と続いてきた環境なのであると、最近気が付いた。

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