「最近の若者は我慢する力がない」といった声も出ているようですが、実は3年で会社を辞めてしまうという傾向はずっと昔から変わっていません。3年の間に離職する率は、1年目が13.1%ともっとも高く、2年目は10.3%、3年目は8.9%と下がっていきます。とにかく会社が嫌で辞めてしまうというのは1年目に多いことが分かります。3年目の離職者の中には、もしかするとかなり前向きな転職もあるかもしれません。当たり前のことですが、社会人1年目は、学生時代の常識が通用せず、ショックを受けることも多いですから、企業としてはこの時期のケアが重要ということになります。