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第169回 書くことは「自分に相談する」こと

2017年06月04日

将来への漠然とした不安や職場での人間関係の悩み・・・。現代の社会人は、何に悩んでいるのか把握できないほど、多くのストレスを抱えています。そんな時はまず、一つずつ悩みを書き出して思考を整理してみることがよいでしょう。なぜなら、悩みは「思い込み」であるケースが多少あるからです。

私たちは日頃、ほとんどの判断を無意識に行っています。全て熟考していては時間がいくらあっても足りないからです。いわば「自動思考」によって判断・行動して、生活しているわけです。とくに、精神的に疲れている時ほど、自動思考で情報を処理してしまいがちです。しかし、自動的な判断は、基本的にマイナスの部分を大きく捉える傾向があります。そのため、心が疲れている時ほど、漠然とした不安が大きく広がってしまうのです。

ここで、一度立ち止まって自分の考え=認知を客観的に振り返ってみると、意外なほどネガティブな感情に囚われて、悪い思い込みをしていたことに気づけるのです。

誰かに相談できれば「考えすぎ」「心配する必要はない」などといった客観的な意見に触れることができますが、人に相談するということは簡単なようで実はハードルが高いものです。あまりに悩みが深ければ相手も受け止めきれないからです。

そこで、書き出すことによって自分の気持ちや考えを俯瞰する「もう一人の自分」を作ることができれば、他人ではなく「自分」に相談できるようになります。すると、自然と気持ちが楽になり、今後どう行動すべきかが見えてくるかもしれません。

 

山本

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