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第176回 マイナス思考のスパイラルに注意

2017年07月03日

反射的にネガティブな考え方をしてしまうことは、自然なことです。

むしろ自動思考によって物事をマイナスに捉えることは、日常生活をつつがなく送るためには必要不可欠とも言えます。

問題は「ネガティブな考え方」ばかりに囚われて、抜け出せなくなることです。一般的に、私たちは自動的にマイナスに物事を捉えて、その後で現実を確認しながら考えを修正していく機能を備えています。しかし、気力が低下しているときには、物事を精査する思考力も低下しているため、マイナス思考から脱出できず、過度に悲観的になってしまうのです。

さらに症状がひどくなれば、「自分はそれに対処できない」「人は助けてくれない」と考えてしまう。そんなふうに考えるうちに、現実がその通りに見えてくる。現実中心ではなく、自分の考え中心になって、心の元気がなくなるという悪循環に陥ってしまうのです。

そこで大事なのは、現実にきちんと目を向けること。現実を客観視できれば、問題に対処する力が出てきます。

その時に自分の考え方の特徴がわかると、行き過ぎた考えにブレーキをかけて、冷静に現実に目を向けやすくなります。

ですから、気持ちが動揺した時は、考え方が極端になりすぎていないか確認してみましょう。そうすれば、自分をより客観視できるようになります。

こうして、考えを整理することができたら、現実を見るだけでなく、自分のビジョンを明確にしていきましょう。この問題を乗り越えた先で、自分はどうなりたいのか。何を成し遂げたいのかを考えるのです。

未来に希望があるからこそ、目の前の現実に立ち向かう勇気も湧いてくるのです。

 

山本

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