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第182回 やっと21世紀になりつつある気がする

2017年08月06日

最近ニュースでもてはやされるのが自動車のことである。2020年ごろの自動運転技術。2040年ごろのディーゼル・ガソリン車廃止。
21世紀に入ってPCや携帯が発展した。コンピュータの小型化だ。我々の生活を根本から変えた。ずいぶん生活が楽になった。視野・情報が広がった。事務系の作業を全く変えた。
今、目の前に迫っているのはさらに進化した技術である。これは肉体系の作業を変えようとしている。AI化による自動生産、自動労働 機械とコンピューターが人間の代わりを務める。ますます人間は楽になる。企業は助かる。
20世紀後半は中国が先進国の製造国となり、我々の生活を豊かにしてくれた。次は中国からの輸入に頼る時代から自国のAIに頼る時代がやって来る。この時代は人間から「判断と肉体労働」を奪っていく。ますます人はサービス業へと移っていく。しかしいずれその受け皿も限界が来る。人間の仕事を奪えば購買力は無くなって行くからである。残るのは経営者と若干の従業員と機械達であろうか。そして今後必要となっていくのは機械を扱う者たちと機械をメンテする者達であろう。これが21世紀である。
「人口減少、汗かく労働したくない、1日の労働時間の限定、税金不足」様々な問題が移り変わろうとしている。我々はどう変化していくべきか?
最近これからの時代を見据えて思うことは、「身の程を知ろう」と言うことだ。20世紀は拡大路線であった。そのとどのつまりが世界の壁がなくなり、知らない人が作ったものがどんどん我々の生活を豊かにした。しかし21世紀は逆に縮小路線に移っていくであろう。
すでにアパート建築のピークは2016年で終わった。ホテルの建設ラッシュも2017年で終わりを迎えそうである。新築家も前回の増税後芳しくない。行先はリフォームであるが、家というものは1回はリフォームして次世代が移り住むが2回目のリフォームをしてその次の世代が移り住むかというと、そんなことは考えにくい。となるとリフォームも大きな期待をもたらさない。むしろ今は空き家がどんどん増え続けているのである。さらに人口減少が追い打ちをかけている。
これらの現象を考えた時に「身の程を知る」をポイントで考えていくと、拡大路線よりも現状維持かむしろ縮小路線を取った方が生きながらえるように思われる。生き延びてこそ我々は生活できる。拡大という夢希望 かっこのいい合言葉は終わりをつげ、生活することを目指すべきである。

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