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2016年04月24日
今まで藤榮では、ミニ・ハーフキッチンを1F、ブロックキッチン等を2Fで組み立てを行っていました。しかし、現在は3月22日より1Fを材料の加工に専念してもらい、全ての製品の組み立てを2Fで行うようになりました。加工と組み立てを1Fと2Fに分けただけでなく、組み立て方についてもいくつかの変更点があります。ミニキッチンに関しては、配線ボックスを取り付ける位置は今まで人によって違いがありましたが、誰が取り付けても同じレベルになるよう冶具を使い取りつけるようになりました。ブロックキッチンに関しては、全てボディープレスを入れるようになりました。吊戸棚に関しては以前からボディープレスをかけていましたが、流し台やガス台についてはボディープレスをかけずに背板を止めていたので背板と側板にズレが生じてしまい製品自体が歪み、扉付けの際に調整に時間がかかる事がありました。そのため、流し台とガス台に関してもボディープレスをかけることで直角出しをすることでより正確な製品の作製を心がけるようになりました。
そもそも1Fと2Fで加工と組み立てに分けるようにしたのはお客様が藤榮に求めるものが安さから質に変わってきたからです。QFなどの安い製品を取りやめたので製品に歪みがあっても今までのように「安い製品だからしょうがない」と思われていたものが、払った金額に見合う質、より高い質の製品を求めて藤榮の商品を買うお客様が増えてきたので、そのお客様の期待に答えられるように今回のような措置を取ることとなりました。製品の質を上げるためには、組み立ての質を上げるのはもちろんのこと、いくら高い技術を持つ人が担当したとしても良い材料を使わなければより良い製品を作ることなど不可能なので、加工を行う1Fに関してもお客様が求めるものを理解し、今までよりも質の高い材料の作製を心がけていき、生産部全体が今まで以上に高いレベルの仕事ができるよう頑張りたいと思います。
福田
2016年04月18日
学生が終わり晴れて社会人となる。それが同じところで勤めようが転職していようが、働いている以上社会貢献していることになる。
この社会貢献の度合い、つまり会社への貢献度、別の言い方をすればその組織の責任の度合いによって、我々は収入が決まってくる。
例えば新入社員1年生と2年生は明らかに仕事のレベルが違う。違いがあるから給料が違う。それは1年分社会の経験が多いという理由からくるが5年もすると経験値だけでなくその人の能力によって貢献度=責任の度合いも変わってくる。
能力の違いがあるから収入も違いが現れ、そして社会での序列も現れてくる。
中には「私は責任のある仕事したくない。しかし給料は人並み以上にほしい」という方がお見えになる。
そんな都合の良い会社があれば誰もが喜んでいくであろう。しかしそんな世界は資本主義の世界では絶対にない。
カール・マルクスは著書『資本論』の中で「生産手段が少数の資本家に集中し、一方で自分の労働力を売るしか生活手段がない多数の労働者が存在する生産様式」として「資本主義」と定義した。
若いうちは人生観があまりないのでお金=社会貢献=責任という図式にあまり興味を持たない。しかし所帯を持ち子供が生まれ年齢的に40代半ばにもなってくると、後から入ってきた後輩に抜かれる者もいる。それは先ほどの図式を意識せずに過ごしてきたからである。
40代になればその組織のある一端でも責任を任されていなければ、自分の居り場が不安定になるということは理解しておくべきである。
現代は60歳で定年、その後65歳までは嘱託、その後はアルバイトという形でまたまだ貢献しなければならない。
この社会貢献する時間は伸びたが生涯収入が伸びたのかといえばそうは甘くない。社会では50歳を境に下降曲線を描く。なぜなら能力upがすでに見込まれないからである。これが人生というものである。つまり50歳までにはある程度老後のめどをつけなければ50歳になってもバリバリ働かないと生活ができないという状況に陥ってしまう。
なぜ50歳が境となるのか?それは子供もそれぐらいになれば義務教育が終わる年齢になっているからである。それ以上の教育を受けるならば家計との相談となる。自分の社会的責任遂行能力はあるのか?当然子供も能力というものが要求され良い能力の持ち主ならば公立・国立に進学もするが、そこそこのものならば私立に行かざるを得ない。すればお金は多大に必要となりまたまた家計が苦しくなる。こんなこと就職する前にわかっていることである。だから就職したら頑張り抜き、競争に打ち勝ち、社会から責任を分担してもらい、収入をより稼がねばならないのである。これが人生観=人生設計である。
50歳になって職場移動になり、仕事の内容も楽になり、新入社員並みの仕事しか責任として与えられなくなれば、それが社会からの評価である。この時にでは時遅しである。
2016年04月17日
今年も新卒採用が始まりました。
ところで、なぜ新卒を採用するのか。また、したいと思うのか。
藤榮では「若返り」図っています。会社全体の年齢層が若いのも、この「若返り」を図っているからだと言えます。そこで、新しい人材の力が必要となってくるのです。ただの人数合わせの採用でしたら、わざわざ新卒を採らなくても、中途採用やパートで間に合うのです。若い人を入れるのは、それだけ意味があるとも言えます。しかし、ただ若い人に入って欲しいということではありません。藤榮の会社文化を理解し、一緒に働いてくれる人を募集しています。
現在、藤榮は「3億以上の売り上げを上げる中小企業20%」の仲間に入ることになりました。そこで、ライバルとなる企業が少しずつ大企業の仲間入りを始めてきました。なので、今までのような社長独断の個人経営ではなく、働くメンバー自身が自ら考え、自ら行動する会社に変化することが必要になってきたのです。つまりは若い人たちが中心となって、組織作りを取り組むことになります。その組織作りに、新入社員の方も一緒に取り組んでいってほしいのです。これから段々新しい人材が入ってこれば、年齢層は更に若くなっていくでしょう。働いていくにも、やる気のある姿勢を示してくれる人の方が、一緒に仕事をしやすいと思います。なので、新卒を採用するのに若い力が欲しいからとか、それだけの理由で採用しているのではないのです。そこには採用するだけの理由がちゃんとあり、新入社員は本人の意思とは関係なく、会社側から何かしら期待をされているのです。
2016年04月10日
癒しと言えば、やはり自然が醸し出す音。山や海辺などの自然が豊かな場所に行くと、何故か心から満たされるような心地よい気分になった経験をした方も多いのではないでしょうか。
何故、自然の音はこれほどまでにリラックス効果があるのでしょうか。
それは自然の音が持つリズムには“ゆらぎ”があるからです。
例えば、寄せては返す波の音は一定ではなく強くなったり弱くなったりしますが、この自然界のリズムは完全に規則的でも全くのランダムでもないちょうどいい具合のゆらぎになっています。このちょうどいい具合のゆらぎのことを「1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)」と言います。fは周波数frequencyの頭文字。
この1/fゆらぎは、自然界に起きるゆらぎの中で普遍的な現象ということが分かっています。
上記の寄せては返す波の音や小川のせせらぎ、風の吹き方、木漏れ日、太陽光、蛍の光など自然界のゆらぎは例外なくこの1/fゆらぎの特性を有することになります。また、ろうそくの炎の揺れや電車の揺れなど人間がつくった人工物のゆらぎも、1/fゆらぎであるとされます。更には、眼球の動き、心臓の鼓動も1/fゆらぎを有しています。
この1/fゆらぎのある音楽を聞いたり、小川のせせらぎを聞かせると、人間の脳波がリラックスを示すα波が優位になることが実験で確かめられています。
1/fゆらぎを多く含んだ音楽の代表格はクラシック音楽、特にモーツァルトの音楽です。モーツァルトの音楽はクラシックの中でも特に多量に含まれていることで知られています。
1/fゆらぎを多く含んだ歌声をもった歌手は、物凄い歌姫・歌い手として認知されています。日本では美空ひばり、宇多田ヒカル、徳永英明など、どなたの歌も、うまい下手という枠組みでははかれないジーンと心に響く歌声をもった歌手は、実は皆、1/fゆらぎの声の持ち主だったのです。
1/fゆらぎのリラックス効果は、人間だけでなく家畜の飼育の現場ですでに効果をあげています。乳牛や養鶏場でモーツァルトの音楽を聞かせながら飼育すると、実際に卵をうむ量やお乳の収量が大幅に増えているとのことです。
あらゆる現象に見られ、癒しの効果をもたらす「1/fゆらぎ」
忙しい日々の合間に、ひと息つける時間。この「1/fゆらぎ」を意識してみてはいかがでしょうか。
山本
2016年04月03日