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第376回コツコツ

2020年10月31日

ある人から聞いた話で、私のとても好きな話があります。
『毎日2倍ずつ大きくなる睡蓮の葉が池に浮かんでいます。30日目に完全に池を覆う大きさになるとしたら、その半分の大きさになるのは何日目でしょう?』と問われました。私が『15日目』と答えると、その人は、その答えを待ってましたと言わんばかりの顔をしました。私の答えは間違っていたのですが、皆さんは答えが分かったでしょうか?答えは『29日目』になります。毎日2倍ずつ大きくなるということは、池の半分の大きさになったのは、30日目の1日前ということになるのです。単純な私はまんまと引っ掛け問題に引っ掛かってしまいました。
それからその人は続けました。「夢や目標があるなら、毎日コツコツと積み重ねていくことが大切だよ。最初のうちはその成果が目に見えなくて嫌になってしまうかもしれないけれど、29日目までは半分しかないのに、30日目にはいっぱいになる睡蓮の池のように、最後の最後にドカンと大きな結果になって返ってくるのだから。そしてその瞬間を体験した時には、言いようのない感動を味わうことができるんだよ。だから途中でやめるのは勿体ないよ」と。
「こんなに続けてもダメだった。全然上手くいかない。良くならない。」そう言っている人は単にまだ足りないだけということらしいです。上手くいかないのなら人よりたくさん、人より長く、コツコツと続けていくことが大切なんだと教えて貰いました。
加藤

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第375回 「時間の借金王」と「時間の大富豪」

2020年10月25日

むかしむかしあるところに「時間の借金王」とよばれている男がいました。なぜ時間の借金王とよばれていたのか? それはその男に関わると、なぜだか時間が奪われてしまうからです。

メールを送っても返事がなかなか返ってこないので、こちらはそわそわイライラして時間を奪われます。お仕事をお願いしても「もう少し、もう少し」と言われ、なかなか完成品が届きません。

だから「あの人に関わると時間が奪われるよ」と噂されるようになり、いつしか「時間の借金王」と呼ばれるようになってしまったのです。

時間の借金王。当の本人は、時間を奪おうだなんて思っていません。

メールが来たら「どう返そうかな?」「こんな言い方は素っ気ないかな?」とうんうん考えます。そうこうしているうちにめんどうになって「明日でいっか」と思ってしまいます。気づけばメールは1週間放置され、相手の催促メールがあってから、あわてて返事をするのです。

仕事も同じように、悪気があるわけではありません。「完ぺきな仕事をしよう」「最高の仕事で驚かせてやろう」。そう思っています。でも、完ぺきを求めているとどうしても時間が足りなくなります。「もう少し、もう少し」と締め切りを先延ばししてもらい、仕事を続けます。締め切りを延ばしてもらったからには、下手な仕事はできません。ハードルはさらに上がり、さらに完成が遠のくのです。

さて、隣の村には「時間の大富豪」とよばれている男がいました。なぜ「時間の大富豪」とよばれているのか? それはいつも時間が有り余っていて、たくさんの時間を持っているからです。おまけに時間の大富豪に関わると、時間のおすそわけがもらえます。

大富豪にメールを送ると一瞬で返ってきます。一瞬で返ってくるので、すぐに次の行動に移ることができます。大富豪に仕事をお願いすると締め切り前に仕上げてくれます。だからこちらも大助かりです。

大富豪はてきとうに仕事をしているわけではありません。

現時点で、自分のできるベストの仕事をします。ただ必要以上に「自分をよく見せよう」とは思いません。それよりも「相手をよろこばせよう」という思いのほうが強いので、なるべく早くメールも仕事も返してあげるのです。

仕事にはやりなおしや急なトラブルがつきものであることも理解しています。なので自分が思う「完ぺき」というものは思い込みであり、妄想だと思っています。はなから「完ぺき」は目指しません。それよりも、なるべく早くかたちにして相手に見せてあげようと思っています。

大富豪には、どんどん仕事がきます。どんどん仕事が来るけれど、どんどんこなすので、どんどん時間が生まれます。大富豪と関わると時間に「利子」がついてもどってくるようなものなので、どんどん人も集まってきます。関わりたい人がどんどん増えるのです。

時間の借金王は、関わっている人に返すべき「時間の利子」がどんどん増えていきます。

ふつうにメールを返すのではなく「遅れて申し訳ございません」などの余計な文章を書かなくてはいけません。これも「利子」です。ふつうに仕事を完成させるのではなく、締め切りに遅れたぶんいいものにしないといけないというプレッシャーが生まれますし、なにより仕事相手の時間を奪っているというペナルティもあります。これも「利子」です。

がんばりやさんなのだけれど「借金」の重荷でまいにちがしんどそうです。なのに信頼はどんどん減っていきます。

時間の大富豪は、時間の資産がどんどん増えていきます。
メールはすぐ返すので一行でも嫌がられません。むしろ相手は「早いですね」と喜びます。仕事も締め切り前に提出するので、ちょっとしたやりなおしはあるもののスムーズに進みます。「またお願いしますね」とよく言われます。

もちろん時間の借金はゼロなので軽やかです。時間があるので新しい仕事も受けられますし、チャンスがあったらすぐに飛びつけます。そして、時間とともに信頼もどんどん増えていきます。

「すぐやる」ことをサボって、先延ばししたくなったとき、この物語を思い出してみましょう。あなたは借金王になりたいですか? 大富豪になりたいですか?

本田

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第374回 色彩心理

2020年10月18日

私たちの周りのすべてのものには、「色」がついています。そして、 色には特徴や効果があり、私たちの心や体に影響を与えています。

あなたの好きな色は何色ですか?次の中から選んで見てください。

「白・黒・赤・青・ピンク・紫・オレンジ・緑・黄・茶・灰」

この選んだ色はその人が無意識にそう見られたい願望を表しています。

白:「純粋さ」「清々しさ」をイメージさせます。ですが、白は行き過ぎると高潔過ぎて近寄りがたい印象を与える場合もあります。

黒:感受性が鋭く他人からの指示されるのを嫌う傾向があるとされています。

赤:行動力はあるが、少し感情の動きが激しく情緒不安定になりやすいとされています。また赤は、膨張色とも言われ実際よりも大きく見せることが出来ます。

青:物静かで安定した気持ちを持っていると言われ、上下関係を重んじるとされています。

ピンク:穏やかで安定した気持ちを持ちますが、少し依存心が強いとされています。

紫:高貴なものへの憧れが強い人で、裏を返せば少しうぬぼれが強い人だとされています。

オレンジ:活発だが八方美人。広く浅い人間関係を好むとされています。

緑:保守的。ただ、おしゃべりな面もあるとされています。

黄:知的好奇心が強く、新しいものが好きとされています。

茶:冷静沈着。親分肌だが、お節介な面もあるとされています。

灰:忍耐強い。しかし時に自己中心的な面もあるとされています。

あなたが選んだ色はどのようなイメージを与えるかわかりましたか。見る色により、私たちは元気になったり、落ち着いた気持ちになったり、安心したり興奮したりします。

このように色には、色々な心理があります。もしあなたがこうなりたいと思うときはそうなりたい色を身につけたり、身近に 置いてみると良いでしょう。

福田

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第373回 利を見て而して、其の真を忘る

2020年10月11日

目前の利益にとらわれると、人は皆、自分の本当の立場が分からなくなってしまいます。

 

ある日、中国の聖人である荘子(そうし)が園で鳥を射ようとしていました。しかし、その鳥は、なぜか動こうとしません。よく見ると、その鳥は、カマキリを狙っていたのです。さらに、そのカマキリをよく見ると、ジージーと鳴いているセミを狙っていました。また、そのセミは自分の置かれている状況が分からずに、ただ楽しそうにジージーと鳴いていました。

このように、目前の利益にとらわれると、自分が危険な状況に置かれていることに気づけなくなります。

目前に利益がある時は、自分の置かれている状況を、特に注意するようにしましょう。

また、これからおこなおうとする行為が、どのような結果をもたらすのかをあらかじめ考えた上で行動しましょう。

そうしないと、自分自身に危険が及ぶこととなります。

寺澤

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第372回 音の持つ癒しの効果

2020年10月04日

好きな音楽を聴いてリラックスしたり、波の音や小川のせせらぎを聞いて心を落ち着けたり、音が心理的に心を癒す力をもつことはよく知られています。また胎教のように妊娠中に快い音を聴くことは、赤ちゃんの感性に大きな影響を及ぼすと言われています。最近ではヒーリングミュージックや音楽療法など、こうした音がもつ癒しの面に注目が集まっています。ヒーリングミュージックやクラシックなど、心地よさを感じる音楽には微妙な「ゆらぎ」があります。この心地よさのもととなるゆらぎのことを「1/fゆらぎ」と言います。「1/fゆらぎ」とは、メトロノームの音とラジオの雑音の中間にあたり、規則正しさと不規則さが調和している状態のこと。そよ風や小川の流れ、人の体もこのリズムで動いています。クラシック音楽などにもこのリズムがあり、人間の脳波や筋肉の緊張をリラックス状態に導く働きをしています。この独特のゆらぎが私たち人間には心地よさとなって伝わっているのです。
疲れた身体を癒すのに、自然の中へ足を運び周囲の音に耳をすませたり、クラシック音楽をゆったりと聴いてみてはいかがでしょうか。
加藤

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