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第445回 啓蟄(二十四節気)

2022年02月27日

3月6日頃(2022年は3月5日)。および春分までの期間。
太陽黄径345度
雨水から数えて15日目頃。
啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃。
菰(こも)はずし を啓蟄の恒例行事にしているところが多いですね。マツカレハなどの害虫から守るために、松の幹に藁(わら)でできた菰(こも)を巻きつけることで春になって、菰をはずすことを「菰はずし」と呼ばれています。
江戸時代から伝わる害虫駆除の方法ですが、実際には効果がなく、冬の風物詩として行っていることが多いようです。
まだまだ寒い時節ではありますが、一雨ごとに気温が上がり、日差しも徐々に暖かくなってきます。春雷がひときわ大きくなりやすい時季でもあります。
八百屋さんの店先に山菜が並び始めます。旬の食材で春の訪れを味わいましょう。
実際に、動物や虫(種類によって違いますが)が冬眠から目覚めるのは、最低気温が5度を下回らなくなってから、平均気温が10度以上になってからだそうです。
外山

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第444回 マッケンジー法

2022年02月20日

1995年にロビン・マッケンジーという理学療法士がいました。彼は腰痛の患者の治療をしていた際、全く改善することがない人がいました。他の仕事があり、その患者に待っていてもらった時がありました。するとその患者は腰をそらす態勢で待っていました。当時は腰をそらすことは腰痛を悪化させる最大のタブーだと言われていました。マッケンジーは慌てて止めましたが、その患者はすごく調子良く振る舞ったのと、さらにその後も長期的な改善が続きました。ここからマッケンジーは「腰をそらしたらダメ」というのは間違いで、患者にあわせて調子が良くなる方に体を動かすべきだと考え、マッケンジー法という治療法を生み出しました。

腰痛の最大の原因は、背骨の歪みによって背骨を走る神経を圧迫することです。ここで、背骨の歪み方は人によって違います。よって効く体操も人によって違います。

具体的には、まず腰痛全体の60%がこのタイプだと言われる後屈改善タイプ

このタイプの傾向としては、座ったり・しゃがんだりすると痛みが強まる、立っていると痛みが軽くなる、うつ伏せで楽になると言われています。

このタイプの人は後屈運動(腰をそらす体操)をするのをオススメします。立っている時なら足を肩幅に開き腰の後ろごとお尻の上部に手を当てて体の力を抜いてゆっくり息を吐きながら後ろにそらしてください。寝ている態勢なら、腕で体を起こして同じく息を吐きながら腰を落としてください。これを10回ほど行ってください。その上で腰が楽になるなら後屈改善タイプの可能性が高いことになります。その場合は、今の体操を1日10回×3セット以上やってください。

もし、上記で痛みが変化しない、悪化するなら別のタイプが考えられます。

二つ目は、前屈改善タイプです。これは腰痛の25%を占めると言われています。

このタイプの傾向は、座ったり・しゃがんだりすると痛みが弱まる、立っていると痛みが強くなる、仰向けで楽になると言われています。

このタイプの人には前屈運動(腰を曲げる体操)をするのをオススメします。立っているなら足を肩幅まで開き壁にお尻をつけて立ち、お尻を離さないように意識しながら息を吐きながら自然におヘソを見るように体を前に曲げてください。椅子に座ったまま足首を持って息を吐きながら前に倒してください。これも10回ほど行ってください。これで楽になるなら、前屈改善タイプだと考えられるので1日10回×3セット以上を行ってください。

この二つでダメなら、側方改善タイプの可能性があります。この場合は壁の横に立ち、腰だけを近づける。うつ伏せに寝て腰を左右にずらす運動をしてみてください。ただほとんどの腰痛は前後の姿勢の悪さが原因なので、後屈改善タイプか前屈改善タイプを最優先で試して見てください。

ただ、マッケンジー法は、本来は理学療養法士や医師の指導のもとで行う治療法なので、本格的に行いたいなら整形外科に行くことをオススメします。

福田

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第443回 火災

2022年02月13日

新潟県村上市の米菓メーカー三幸製菓の工場で5人が死亡した火災で、死亡したアルバイト清掃員4人がいずれも、建物の出入り口の内側で閉じた防火シャッターの手前で倒れていたそうです。消防の到着時に建物内は停電していたことも判明し、4人が暗い中で避難路を探していた最中に、煙に巻かれた可能性が高いとしれているそうです。

乾燥がひどいこの時期だと、小さな火種でも死につながる火災が多く発生してるのをニュースで見ます。自分もいつもより注意深く火の回りを確認しようと改めて思いました。

 

山盛

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第442回 郵便マークの日

2022年02月07日

1887年の2月8日は、逓信省(ていしんしょう)現在の日本郵政グループの郵便マークが決まった日とされています。

 

郵政民営化以前、2001年まで郵便を取り扱っていた「郵政省」。この郵政省が出来るまで、

かつては逓信省(ていしんしょう)という省庁が郵便や電信を取り扱っていました。

 

逓信省告示第11号(本省徽章ヲ創定ス)「自今 (T) 字形ヲ以テ本省全般ノ徽章トス」

 

このとき決定したマークは逓信省のイニシャルTに由来する「T」のマークだった。(ていしんの「てい」から「丁(てい)」にしたという説もある)

 

しかし「T」のマークは万国共通で料金不足をあらわすマークと混同するとのことで、やむを得ず「テイシンショウ」の「テ」を図案化した「〒」の誤字だったことにして6日後の14日に現在の郵便マークである「〒」変更したとのことです。

藤浪

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