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2023年02月26日
2月27日は、ホッキョクグマや地球環境について考える「国際ホッキョクグマの日」です。
2005年、アメリカとカナダに本部を置く国際的な動物保護団体「ポーラーベアーズ・インターナショナル」によって制定されました。
ホッキョクグマ(北極熊)は、クマ科クマ属に分類される食肉類です。北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部、北極圏に生息しています。オスの大きい個体では体長250cm、体重600kgにもなるが、近年は地球温暖化の影響で小型化が進んでいます。
全身が白い体毛に覆われているように見えるため、シロクマ(白熊)とも呼ばれています。夏季は汚れや油脂の酸化などにより毛衣が黄がかる個体もいます。長い首や流線型で小さな頭は遊泳への適応結果とされ、何時間も氷海を泳ぐ事ができます。また、流氷に乗って長距離移動することもあります。
地球温暖化の影響で、この数十年で北極の海氷面積は急速に減少しています。北極の気温の上昇は、秋の海氷形成を遅らせ、春の海氷の解凍を早めます。凍りついた海でアザラシなどの海獣捕食に特化したホッキョクグマが、獲物にありつけない時期が長くなり、棲み家や餌を失いつつあります。近い将来、北極の氷とともに、ホッキョクグマは絶滅する危険性が指摘されているのです。
そんな中、2020年11月25日に、天王寺動物園のゴーゴ&イッちゃんに赤ちゃんが誕生したことは、久々の明るい話題でした。日本で現在(2019年末現在)飼育されているホッキョクグマは38頭。高齢個体が多く、ここ20年で約4割も減ってしまいました。ここにこの赤ちゃんが加わることになります。
赤ちゃん誕生!このようなニュースはとても嬉しく思います。その後の成長が楽しみですね。
外山
2023年02月19日
ニーチェの言葉に「神は死んだ」というのがあります。なぜ死んだと言ったのか。それは、ニーチェは神が殺されたと考えたからです。
ニーチェは、神を殺したのは我々人間であると断言しています。科学や文明の発展により心から神を信じる人がどんどん減っていきました。それもあり「能力の高さより善人であるべき」「迫害に耐えることで天国に行ける」と本気で考える人も減りました。だからこそ「神は死んだと」言ったのです。
それ以前に人間には「人より上に立ちたい」「優れた人間になりたい」と思う本能があります。だからこそ多くの人は、成功しなくて良い人を傷つけないことが一番という「奴隷道徳」と本当は成功したいという「貴族道徳」という二つの道徳に挟まれ苦しんで生きているのです。
「弱者を一瞬でも攻撃したら生きる価値すらない」とまで過剰に叩く人がいます。彼らは「弱者を守る」と言う名目をタテに「自分が少しでも上に立ちたい」という欲求を満たしているのです。
それなら奴隷道徳と貴族道徳のどちらも目指すのはと考えるかもしれなせんが、みんながそれをできれば苦労はしません。そしてネットの発達で誰もが色々な人の価値観を知ることができるようになったため、多すぎる価値観に混乱しているのです。
ゆえに人間は神を信じる気持ちが薄れていき我々の中から神がいなくなっていったのです。
これがニーチェの言った「神が死んだ」です。
2023年02月12日
江戸時代まで公的に苗字を使っていたのは貴族と武士だけだったが、明治維新後の新政府は四民平等の社会を実現するため1870年(明治3年)9月19日、平民が苗字を名乗ることを許可する「平民苗字許可令」という太政官布告が出されました。
しかし読み書きが苦手の人が多く、当時国民は明治新政府を信用しておらず苗字を付けたらそれだけ税金を課せられるのではないかと警戒したため、なかなか広まらなかった。
そこで、1875年(明治8年)2月13日、「平民も必ず姓を称し、不詳のものは新たにつけるように」と苗字を名乗ることを義務づける「平民苗字必称義務令」という太政官布告が出されました。
この布告令には、「自今必ず苗字を相唱うべく、もっとも祖先以来の苗字不分明の向は新たに苗字を設くべし」と記されています。つまり、「これからは必ず苗字を名乗りなさい。祖先以来の苗字が分からない者は、新たに苗字をつけなさい」というのです。
政府による苗字公称の強制は、各方面に混乱をもたらしました。寺に頼み込んで苗字をつけてもらったり、役場総がかりで全世帯の苗字をつくったという例も記録されています。
2023年02月05日
2023年4月1日に施行予定の改正道路交通法により、いわゆる「レベル4」の自動運転が一定の条件下で解禁されます。
CMなどでハンドルを放しても安全に走行ができる謳っているよく見かける自動運転ですが、0~5のレベルによって6段階に区分されており数字が高くなるほど高度な自動運転技術が必要となるとの事です。各レベルの概要としては
レベル0
自動運転装置や支援装置が何も搭載されていない車のこと。車の操作は常に運転手が行う。
レベル1
システムが前後・左右のうち、いずれかの運転操作を支援する車のこと。
自動ブレーキや、前に走る車と一定の距離を保って走行する機能(ACC)や車線からはみ出さないようにハンドルを支援する機能(LKAS)など
レベル2
システムが、前後・左右の両方の運転操作を支援する車のこと。
ACCとLKASの両方が搭載された車によって自動追い越し支援、自動合流支援などができる。
レベル3
過疎地域や高速道路などの特定条件下で、システムが全ての運転制御を行う車のこと。
ただし、システムの継続が困難な場合には、運転者が適切に介入する必要がある。
レベル4
過疎地域や高速道路などの特定条件下で、システムによる完全自動運転がなされる(運転者の介入不要)。
レベル5
あらゆる条件下において、システムによる完全自動運転がなされる(運転者の介入不要)。
となっており、今回レベル4の解禁によって特定条件下ではあるものの運転者が介入不要の自動運転が可能になるとの事です。
公道での走行は自転車や歩行者・路端駐車両などの条件が複雑になっておりシステムが処理しきれない場合があるため条件が絞られておりますが、来年開催される大阪万博の敷地内や公共交通機関が廃止されている地域でのバス運行が想定されています。
よって特定条件下によっては乗用車でもレベル4の自動運転が可能となりましたが、一般に普及されるのはまだ先のことかと思われるので今後の動向に注目していきたいと思います。
藤浪