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2024年09月29日
日本政府が「生活安心プロジェクト」の一環として2008年(平成20年)から実施。
毎年、国民の100人に一人が交通事故により死傷するという厳しい状況が続いており、また飲酒運転による死亡事故が大きな社会問題となっているように、交通事故のない社会を求める国民の声は依然として大きいものがあります。
また、記録の残る昭和43年以降、毎日交通死亡事故が発生しているという状況が続いています。このような中、交通安全に対する国民の更なる意識の向上を図り、国民一人ひとりが、交通ルールを守り、交通マナーを実践するなど、交通事故に注意して行動することによって、交通事故の発生を抑止するため、新たな国民運動として「交通事故死ゼロを目指す日」が設けられました。
1年に3回あり、2月20日と、春・秋の「全国交通安全運動」の期間中の4月10日・9月30日。「春の全国交通安全運動」は4月6日~15日、「秋の全国交通安全運動」は9月21日~30日となっています。
ただし、4年に1度行われる統一地方選挙の年は「春の全国交通安全運動」の実施週が5月11日~20日に変更されるようで、これに合わせて春の「交通事故死ゼロを目指す日」は4月10日から5月20日に変更されます。
3つの重点ポイントとして
1, 反射材用品等の着用推進や、安全な横断方法の実践等による歩行者の交通事故防止
2, 夕暮れ時以降の早めのライト点灯やハイビームの活用促進と飲酒運転等の根絶
3, 自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
秋は9月下旬に開催されるのですが、10月から交通事故の死者数が増えており、9月までは明るい時間帯も10月になると薄暗くなり、対向車や歩行者が見えにくくなることで交通事故が引き起こされているのです。
夜間時の歩行者が交通事故に遭うケースが増えているため、暗がりの中でも運転者が歩行者を認識しやすくするための反射材の着用が推奨されます。また薄暮時など早めにライトを点灯することで、他車や歩行者などから自車の存在を早期に認識してもらうことができ事故回避にも繋がります。
夕方薄暗くなってきたころ、歩行者の方が反射材を着用しているのをよく見ます。とてもわかりやすくすぐに気づきます。運転者側も早めにライトをつけて存在をわかってもらい安全運転に心がけたいと思います。
外山
2024年09月22日
現在、認知症の患者が非常に増えているそうです。65歳以上を高齢者といいますが、現在高齢者の約5人に1人が認知症であると言われています。
さらにMCIと言うものがあります。MCIとはMild(軽度)Congnitive(認知)Impairment(障害)のことを指します。なんとか生活はできるが認知症の一歩手前の状態を言います。そしてMCIは認知症とほぼ同数がいるとされています。
加えて将来的には患者比率はもっと増え2060年には高齢者の3人に1人が認知症になると予測されています。それだけではなく少子高齢化のため2060年には全人口の4割が高齢者だと予測されています。
現在寿命はどんどん延びていますが、健康でいられる「健康寿命」と言うものがあります。健康寿命とは寝たきりや認知症などで介護の必要な期間を差し引いた部分になります。大体男女ともに10年くらいが不健康な期間がある結果となっています。長生きは我々にとって大きな希望だと思いますが、長生きをしても認知症の期間だけが延びても元も子もありません。
認知症で最もメジャーな症状は「記憶障害」です。人は誰でも加齢と共に忘れっぽくなるものです。これが「物忘れ」です。
加齢による物忘れと認知症による記憶障害には大きな差があります。それは忘れていることを自覚できるかできないかです。加齢による物忘れは「忘れたことを自覚」しています。しかし、認知症の場合は「忘れたことも自覚できない」状態です。さらに言えば加齢の物忘れでは「体験の一部を忘れる」ものです。認知症では「体験全てを忘れる」ことが多いです。
他にも加齢による物忘れの場合「ヒントで出てくる」事が大半ですが、認知症による記憶障害の場合ヒントがあっても思い出せません。さらに認知症が進むと人生の長期的な記憶がごっそりと抜けてしまう事もあります。
記憶力を上げるための対策としては「メモをする」ことが重要です。実際にメモをたくさん取る人ほど記憶力が高くなるそうです。メモをするほど脳が鍛えられなくて記憶力が下がるイメージがあるかもしれませんが、メモをすることで脳の容量が自由に使えるためより色々なものを記憶できるようになるのです。
福田
2024年09月14日
今の着物は、昔からの絞りや古典柄だけでなく、フリル、刺繍など、洋風な要素も取り入れられています。
家族が大学卒業を控え、袴選びに同行した際に見かけたのは、紐の裏側にレースがついていて、結び方によっては表の袴の生地も、裏のレースも見せることができる袴でした。
こちらのレースが「七宝柄」になっており、古典的な柄を今どきのおしゃれな様式で取り入れているところに感心しました。
この「七宝柄」、丸くて可愛いとしか思っていなかったのですが、たくさんの意味が込められているそうです。
名前の「七宝」は仏教の経典に出てくる7つの宝(金、銀、瑠璃、瑪瑙など)が由来となっているそうです。柄の丸さを石に見立ててそう呼ばれているのかとも思ったのですが、柄にはまた別の意味が込められているといいます。
円形が連鎖している柄は、調和や円満、人の縁を表しています。特に人との縁は前述の七宝と同等の価値があることを、この柄で示しているのです。
卒業式という旅立ちの節目に、大学生活で結んだ縁がこれからも続くよう願いが込められた、素敵な袴でございました。
皆さんも節目の時、願掛けを込めた柄を身につけてみるのはいかがでしょうか。
藤浪
2024年09月06日
革素材と一言にいっても様々な種類があるのをご存じでしょうか
例えば「世界三大レザー」というのはヌメ革の「イタリアンレザー」、馬革の「コードバン」、牛革の「ブライドルレザー」が3大レザーと呼ばれています。
他にもヘビ革、ワニ革、サメ革など革の種類によってさまざまな表情がありますがその中でも革好きの人の間で近年急速に人気になっているプエブロレザーについてご紹介します。
プエブロとはイタリア語でプエブロインディアンの集落を表し民族的な表情を持つ革という意味です。プエブロレザーは生後2年以上の雌牛の原皮を使用し、バケッタ製法によってつくられた革になります。バケッタ製法は化学薬品を使用せず植物性のタンニン(ベジタブルタンニン)でなめされた後、牛脚油をじっくりと時間をかけ浸透させます。動物性のオイルは特に大変な手間と時間がかかる製法ですが、一度浸透したオイルは抜けにくく革の状態を保ってくれます。
表面はわざと毛羽立たせるような加工がしてあり、そこからさらに人の手の脂や水蒸気によって他の革よりも素早くエイジングしていくというのが最大の特徴です。実際に持っている財布の変化を見てみると
新品の時は少しザラザラしていますが、時間が経つと毛羽だった革が寝ていき、つやつやになります。革の色の変化も他の革よりも大きく、味わい深いものになります。こちらが1年程度使い込んだ財布になります。写真では見えづらいですが、使用から1か月程度で青だった革が濃い緑に変化していき、エイジングの速さと変化の大きさにとても驚きましたが、新品の時の色も使い込んだ後の色も両方とも味があって愛着がわきます。
藤浪