ページの先頭へ

第450回 脳への刷り込みが無意識の行動に現れる

2022年04月03日

前回、自分は過去の行動や言動、思考などの1つ1つが自分を作り上げてきたとありましたが、具体的にどのような過程を踏んでいくかというと「刷り込み」にあると著者は語っています。何度も反復して耳から入ってきた言葉はそれが肯定的でも否定的でも脳に刷り込まれていく。そして習慣ができ、自分という人間が形成されます。周りからダメな奴と言われれば自分自身もそう思うようになり、勉強もスポーツもあきらめてしまったり後回しにする習慣が付きます。その積み重ねによって本当に自分をダメな奴に作り上げてしまうのです。しかもそれは他人の言葉だけでなく自分自身の口癖も脳に刷り込まれてしまうとのことです。

耳に入った情報くらいで思考や行動に影響されるのかと疑問に思う人もいるかもしれませんが、人間の脳は耳から入ってくる情報は全て本当のことだと思い込む性質があります。つまり私たちの脳は真実と嘘や冗談の区別がつかないのです。自分がダメな人間と言われるとその根拠が何一つなくても脳は関係なしに素直に真実として受け止めてしまう。しかも繰り返し五感から取り入れられた情報はやがて人間の潜在意識に到達して無意識に反応するまでになります。算数の九九のようにあるいはテレビのCMのフレーズのように繰り返し情報を取り込むことによって無意識に呟けるようになります。

このように潜在意識に刷り込まれた情報はやがて行動や言葉、表情などに現れてきます。「今日も歯を磨かないと」と意識する大人がいないように、子供のころから「食べたら歯を磨く」という潜在意識の刷り込みにより無意識の行動に現れる。すべては脳への刷り込みの結果であり、潜在意識によって生み出された「習慣」なのです。

藤浪

 

記事を共有するShare on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on LinkedIn
Linkedin

第449回 先んずれば人を制す(さきんずれば ひとをせいす)

2022年03月27日

人の先手を打つことで、他人に勝つことができるということ。何事も人より先に行動を起こせば、有利な立場に立つことができるということです。
ちなみに、「先んずる」とは「先にする」という意味です。
秦(しん)の国に対する反乱が起きた時、殷通(いんとう)と言う人が、自分の部下に「先んずれば即ち(すなわち)人を制し、後る(おくる)れば則ち(すなわち)人の制する所となる。」(人よりも先に行動を起こせば人の先頭に立って指示を出せるが、人の後から行動を起こせば、人に指示され支配されることになる。)と言った言葉からできた語。

「先んずれば人を制す」はとても勉強になる言葉です。
何事にもできるだけはやく行動していきたいものです。
外山

記事を共有するShare on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on LinkedIn
Linkedin

第448回 体を健康にする作業デスク

2022年03月20日

腰痛や首の痛み、肩こりなどは痛みがあるので安静にするのが良いと思うかもしれませんが、無理のない範囲で少しずつ痛みが改善する方向に体操をすると治りが早くなります。

さらにこれらの原因の大半は背骨の歪みによる神経圧迫なので、寝違えて首が痛いと言うときにも体操で治りが早くなることもあります。

くわえて痛みだけならまだ良いですが、神経圧迫が進むと手足のしびれ・痛み・違和感などが現れ、その結果に腱鞘炎など別の病気と間違われることもあります。

腰痛等の根本的原因は背骨による神経圧迫であるので体操だけでなく普段から神経圧迫を予防する必要があります。

具体的には、くしゃみをするときは腰を強く揺するので壁や机に手をつくなど体を固定する。何かを持ち上げるときには姿勢をまっすぐにすることも重要です。また椅子に座るときも猫背になりすぎたり、逆に引きすぎたりするとどちらも痛みに繋がるのでちょうど良いバランスで座ることが大切です。

椅子に座る行為は、実は人間の歴史においてそんなに長くはありません。椅子が発明されたのは紀元前4000年頃の古代エジプトだとされています。当時は座ることは権力の象徴で追うなど一部の人間しか椅子に座れませんでした。以降は少しずつ一般市民も座るようになってきましたが、人類の祖先が700万年ほど前なのでつい最近の出来事と言うことも出来ます。

特に日本人は市民が椅子に座るようになったのは明治の西洋文化が入ってきた時なので200年くらいしかありません。

椅子に座るのは比較的新しい行為なので人間は正しく座ることが苦手で、変な姿勢で座り腰痛などに繋がっているとも言えます。

椅子に座るときには座りやすい椅子を選んだり、こまめに立ったり姿勢を変えることが重要になります。メッシュで出来た椅子は体重がふわっと分散するので負担が掛かりづらいとされています。または体を動かせるという点でバランスボールなどもオススメです。

スタンディングデスクもオススメです。電動のスタンディングデスクなら立って仕事が出来るので腰痛を防ぐこともでき、足が疲れてきたら電動デスクを低くしバランスボールに座り、また立って仕事をすることが出来ます。立って仕事をするのは思考力を高める意味でも重要です。ある心理学実験で「座ったまま」「立ったまま」の2パターンで会議をさせたら、「立ったまま」の方が積極的なアイディアが出やすく会議も短時間で終わったとの報告もあります。

今の時代リモートでの仕事も増えていると思います。一人でいるとダラけやすくなります。よって立って仕事するのは思考力や集中力を高めるのに良いかもしれません。

福田

記事を共有するShare on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on LinkedIn
Linkedin

第447回 第二の武漢

2022年03月13日

中国政府は13日、本土で12日に新規確認された感染者は無症状を含めて3122人だったそうです。データをたどれる2020年3月11日の1524人から倍増、感染が急速に広がっています。新規感染者は31の省等のうち20で確認され、政府は全国各地で発生している感染は変異株のオミクロン株が引き起こしたものだと発表しているそうです。

東北の状況は深刻で、1省全体の新規感染者は全体の約7割を占め、ロックダウンをおこなっているそうです。SNSでは「吉林は第二の武漢だ」との書き込みも見られています。

近隣国にで起きていることなので、日本でも大規模感染を引き起こさないように気を引きしていきたいだ思います。

山盛

記事を共有するShare on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on LinkedIn
Linkedin

第446回人は習慣が10割

2022年03月06日

人は習慣が10割という本をご存じでしょうか?

早起きが続かない、勉強を始めたが途中でやめてしまった、痩せたいのに食べ過ぎてしまうなどの思い通りにいかない原因は必ずしも意志が弱いことや、やる気が無い訳でもなく「習慣の作り方を知らないから」と著者は語っております。

そもそも現在の自分は過去の行動や言動、思考などの1つ1つが自分を作り上げてきたとという事実、つまりは習慣が人生を左右するとのことです。

具体例となると、同じ研修を受け、同じ商品を取り扱っているにも関わらず、売れる営業マンと売れない営業マンが存在します。これは営業センスでも性格の差でもなく、売れる営業マンは商品を買っていただき使っていくことが顧客のためになると思考しており、たとえ断られてもまた連絡くださいと笑顔全開で言うことが出来ます。しかし、売れない営業マンはどうせ営業しても断られるだけだと思考しており、一度でも断られると次の営業先に行くのがますます嫌になり、ぎこちなく作った笑顔も段々と暗くなっていきます。

この二者の違いは、売れていなくても毎日笑顔で営業する習慣があったかどうかなのです。つまり、現在の思考や行動が未来に帰結するということなのです。

 

藤浪

記事を共有するShare on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on LinkedIn
Linkedin

第445回 啓蟄(二十四節気)

2022年02月27日

3月6日頃(2022年は3月5日)。および春分までの期間。
太陽黄径345度
雨水から数えて15日目頃。
啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃。
菰(こも)はずし を啓蟄の恒例行事にしているところが多いですね。マツカレハなどの害虫から守るために、松の幹に藁(わら)でできた菰(こも)を巻きつけることで春になって、菰をはずすことを「菰はずし」と呼ばれています。
江戸時代から伝わる害虫駆除の方法ですが、実際には効果がなく、冬の風物詩として行っていることが多いようです。
まだまだ寒い時節ではありますが、一雨ごとに気温が上がり、日差しも徐々に暖かくなってきます。春雷がひときわ大きくなりやすい時季でもあります。
八百屋さんの店先に山菜が並び始めます。旬の食材で春の訪れを味わいましょう。
実際に、動物や虫(種類によって違いますが)が冬眠から目覚めるのは、最低気温が5度を下回らなくなってから、平均気温が10度以上になってからだそうです。
外山

記事を共有するShare on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on LinkedIn
Linkedin

第444回 マッケンジー法

2022年02月20日

1995年にロビン・マッケンジーという理学療法士がいました。彼は腰痛の患者の治療をしていた際、全く改善することがない人がいました。他の仕事があり、その患者に待っていてもらった時がありました。するとその患者は腰をそらす態勢で待っていました。当時は腰をそらすことは腰痛を悪化させる最大のタブーだと言われていました。マッケンジーは慌てて止めましたが、その患者はすごく調子良く振る舞ったのと、さらにその後も長期的な改善が続きました。ここからマッケンジーは「腰をそらしたらダメ」というのは間違いで、患者にあわせて調子が良くなる方に体を動かすべきだと考え、マッケンジー法という治療法を生み出しました。

腰痛の最大の原因は、背骨の歪みによって背骨を走る神経を圧迫することです。ここで、背骨の歪み方は人によって違います。よって効く体操も人によって違います。

具体的には、まず腰痛全体の60%がこのタイプだと言われる後屈改善タイプ

このタイプの傾向としては、座ったり・しゃがんだりすると痛みが強まる、立っていると痛みが軽くなる、うつ伏せで楽になると言われています。

このタイプの人は後屈運動(腰をそらす体操)をするのをオススメします。立っている時なら足を肩幅に開き腰の後ろごとお尻の上部に手を当てて体の力を抜いてゆっくり息を吐きながら後ろにそらしてください。寝ている態勢なら、腕で体を起こして同じく息を吐きながら腰を落としてください。これを10回ほど行ってください。その上で腰が楽になるなら後屈改善タイプの可能性が高いことになります。その場合は、今の体操を1日10回×3セット以上やってください。

もし、上記で痛みが変化しない、悪化するなら別のタイプが考えられます。

二つ目は、前屈改善タイプです。これは腰痛の25%を占めると言われています。

このタイプの傾向は、座ったり・しゃがんだりすると痛みが弱まる、立っていると痛みが強くなる、仰向けで楽になると言われています。

このタイプの人には前屈運動(腰を曲げる体操)をするのをオススメします。立っているなら足を肩幅まで開き壁にお尻をつけて立ち、お尻を離さないように意識しながら息を吐きながら自然におヘソを見るように体を前に曲げてください。椅子に座ったまま足首を持って息を吐きながら前に倒してください。これも10回ほど行ってください。これで楽になるなら、前屈改善タイプだと考えられるので1日10回×3セット以上を行ってください。

この二つでダメなら、側方改善タイプの可能性があります。この場合は壁の横に立ち、腰だけを近づける。うつ伏せに寝て腰を左右にずらす運動をしてみてください。ただほとんどの腰痛は前後の姿勢の悪さが原因なので、後屈改善タイプか前屈改善タイプを最優先で試して見てください。

ただ、マッケンジー法は、本来は理学療養法士や医師の指導のもとで行う治療法なので、本格的に行いたいなら整形外科に行くことをオススメします。

福田

記事を共有するShare on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on LinkedIn
Linkedin

第443回 火災

2022年02月13日

新潟県村上市の米菓メーカー三幸製菓の工場で5人が死亡した火災で、死亡したアルバイト清掃員4人がいずれも、建物の出入り口の内側で閉じた防火シャッターの手前で倒れていたそうです。消防の到着時に建物内は停電していたことも判明し、4人が暗い中で避難路を探していた最中に、煙に巻かれた可能性が高いとしれているそうです。

乾燥がひどいこの時期だと、小さな火種でも死につながる火災が多く発生してるのをニュースで見ます。自分もいつもより注意深く火の回りを確認しようと改めて思いました。

 

山盛

記事を共有するShare on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on LinkedIn
Linkedin

第442回 郵便マークの日

2022年02月07日

1887年の2月8日は、逓信省(ていしんしょう)現在の日本郵政グループの郵便マークが決まった日とされています。

 

郵政民営化以前、2001年まで郵便を取り扱っていた「郵政省」。この郵政省が出来るまで、

かつては逓信省(ていしんしょう)という省庁が郵便や電信を取り扱っていました。

 

逓信省告示第11号(本省徽章ヲ創定ス)「自今 (T) 字形ヲ以テ本省全般ノ徽章トス」

 

このとき決定したマークは逓信省のイニシャルTに由来する「T」のマークだった。(ていしんの「てい」から「丁(てい)」にしたという説もある)

 

しかし「T」のマークは万国共通で料金不足をあらわすマークと混同するとのことで、やむを得ず「テイシンショウ」の「テ」を図案化した「〒」の誤字だったことにして6日後の14日に現在の郵便マークである「〒」変更したとのことです。

藤浪

記事を共有するShare on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on LinkedIn
Linkedin

第441回 「幸せ」は腸で作られる

2022年01月30日

腸は「第二の脳」と呼ばれています。

脳は迷走神経を通して、声帯、心臓、肺、消化器官といった臓器に指令を送っていると言われています。しかし、じつは消化器官の神経系のうち80〜90%は、指令を受け取るだけではなく、脳に情報を送ってもいるのだそうです。

驚くべきことに、腸は「腸神経系」と呼ばれる独自の神経系を持ち、この神経系の働きによって脳からの指令がなくても自活できるそうです。心臓だって脳なしでは動けないと考えると、腸ってスゴいのかもしれません。

それではなぜ、第二の脳と呼ばれるほどに、腸は重要な臓器へと進化を遂げたのでしょうか。

かつて、人類にとって「食事」は、生存を左右する重要な要素でした。そのため、消化器官と脳が情報をやりとりすることが、生き延びるうえで最低限必要だったと考えられています。

たとえば、現代では「摂りすぎに注意」と言われる砂糖や脂肪ですが、かつての人類にとってはなかなか食べられない貴重なエネルギー源でした。そこで、砂糖や脂肪を食べたときに、ドーパミンを脳内で分泌させて、快感を感じさせるようになっているのだと言います。

腸内に存在している細菌は、体の中にあるドーパミンの50%、セロトニンに至っては90%を生成していると言われています。

ドーパミンは快楽を与える物質で、セロトニンは安心感につながる物質と言われています。おいしいものを食べると幸せな気持ちになるのは、こういった作用が関係しているとか。

心の状態にも、腸は大きく関係します。

例えば多くの動物では、ストレスを感じるとお腹が痛くなり、便意をもよおします。これは脳が自律神経を介して、腸にストレスの刺激を伝えるからです。

また、腸で生成されているセロトニンの不足がうつの原因になるとも言われていて、腸からの治療ができる可能性もあるそうです。

ストレスを感じているときは、食事や生活習慣を見直して腸内環境を整えることも大事です。善玉菌のビフィズス菌を含む食品やサプリメントを積極的にとるなど「腸活」を続けていきましょう。

櫃田

記事を共有するShare on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter
Share on LinkedIn
Linkedin

過去の日記

TEL
0562-93-5561

株式会社 藤榮

〒470-1144
愛知県豊明市阿野町稲葉74-46

TEL:
0562-93-5561
FAX:
0562-93-0211

kitchen@fuji-advance.co.jp