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第350回 本で学ぼう

2020年05月04日

学ぶことと生きることはほぼ同じだといえます。赤ん坊として生まれてきて、身の周りのことをできるようになり、段々と言葉を話せるようになっていきますね。学校に通うようになると、読み書きを習い、本や情報に書かれている内容も読めるようになり、やがて、個性ある人間として自分らしく生きることを始めます。
人生は、それまでの選択の繰り返しで作られています。変化には切れ目がないため、今の自分は何か必然的な道をたどってきた確固たる存在のように感じるかもしれませんが、実際には偶然が重なって今が形作られているのです。自分という人間は選択によって作られるのであり、この先の未来も同じです。つまり、人間の個性にはあまり根拠がなく、いつでも未完成だということになります。
人を完成させる要素は、その人の経験、持って生まれた素質、そして言語です。人の個性、すなわち人の人生は半分以言葉づかいでできています。たとえば、自分が生きる意味や自分らしさ、大切な人々との関係の行く末、その人々にどう感謝の気持ちを伝えればよいのかなどは、言葉の存在なしに考えることはできません。だからこそ言葉の能力を高める必要があります。そのために有効なのはたくさんの本を読むことなのだそうです。様々な著者によって書かれた本を読み続けていくと、それだけ頭の中の住人が増えていくことになります。すると、目の前にどんなに変わった考え方の人が現れようとも、頭の中の住人を照らし合わせることで理解の糸口が見つかることがあります。これは本を読むことで得られる、大事な効用の1つだといえるるでしょう。
外出自粛の日々が続くこのような時だからこそ、自分を高めるために家で本を読んでみることもいいかもしれません。
加藤

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第349回 よい選択肢を選ぶのではない 選んだ選択肢をよいものにすればいい

2020年04月26日

よい選択肢を選ぼうとしていませんか。

人生をやり直すためには、できるだけよい選択肢を選ぼうとします。

たしかによい選択肢を選べば、立ち直りも早くなるでしょう。

しかし「どれがいいのだろうか」と迷っているうちに、人生は終わってしまいます。

迷うほど、わからなくなるのが人生です。

よい選択肢を選ぶのではありません。

選んだ選択肢を、よいものにすればいいのです。

選んだ後、自分のためになるような受け止め方に変えましょう。

行動したときの合言葉は「これでよかった」です。

「これでよかった」と言えば、何でもよい方向に変わります。

前向きに受け止められる言葉です。

うまくいけば、喜びます。

うまくいかなければ「うまくいかないことがわかった」と考えます。

「これでよかった」と考えると、どんな選択肢を選んでも、自分のためになることがわかります。

人生に無駄はありません。

有益と無駄を区別する自分がいるだけです。

受け止め方を変えれば、どんな選択肢でも自分のためになります。

迷っている暇があるなら、とにかく行動すればいい。

自分で選んだ選択肢は、すべて正解にしましょう。

たくさん行動する人ほど、たくさんの正解を入手できます。

本田

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第348回 相手の怒りを鎮めるには

2020年04月19日

感情が高ぶっている人を前にした時に、落ち着かせようと「まぁ落ち着いて」と言ったりします。そういった場合、まず間違いなく火に油を注いでさらに相手の感情を高ぶらせていませんか?これは、そういう発言は感情を否定され、頭から押さえつける印象を相手に抱かせるからです。相手の怒りを鎮めるには以下の方法が有効だと言われています。

まず、とにかく相手に話させることです。怒る人の根本にあるのは『自分のストレスや怒りをわかって欲しい』といった感情です。なので、まず相手の言い分を遮らず話をさせることが重要になってくるのです。

次に、同意できる部分は積極的に同意をすることです。人は感覚を共有する人に親近感を抱きやすく、気持ちが和らぐ傾向があるからです。なので、相手の話しに対して否定から入るのでなく、まず共感を示してから自分の意見を伝える方が、相手も聞く耳を持ち、怒りも収まりやすくなるからです。

まず謝罪をすることに間違いはありません。ですが、相手の言い分を聞かない謝罪をしていては、それは相手への謝罪ではなく、言い訳をするためだと相手に思わせてしまいます。相手の怒りを鎮めるのに最も重要なことは理解をすること。

円滑な人間関係を築くためにもこれらのことを頭に入れて生活していきたい。

福田

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第347回 親密になればなるほど嫌な顔も見せるようになる

2020年04月12日

知り合った相手が、急に嫌な顔を見せるようになったら、普通はショックを受けてしまうと思います。

しかし、実際は嫌な顔を見せるようになったら、より親密になれた証だということを知っておくとよいでしょう。

逆に、あなたに対して警戒していたり、不安を感じていたり、親密になることができていなければ、嫌な顔ひとつしてくれないのです。

人間は、相手に対して嫌な顔をできるのは、嫌な顔をしても大丈夫という安心感があるから、ということが言えるのです。

もし、嫌な顔をした途端に、嫌われて絶交されるようであれば、そんな顔はしないのです。

そうではなくて、だんだん親しくなってきて、自分の本音や本当の顔を見せることができる相手であり、安心できたからこそ嫌な顔も見せるようになるのです。

仲良くなり始めた相手が、急に嫌な顔も見せるようになってきたら、ショックを受けて悲しむのではなくて、むしろいよいよ親密になることができたと喜んでください。

寺澤

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第346回春の伝統文化

2020年04月05日

春の一大イベントと言えば「花見」ですが、今年は新型コロナウイルスの影響で花見も自粛ムードになっていますね。桜が好きな日本人にとっては寂しい春となってしまいますが、命には変えられません。
そもそも花見とは、奈良時代に貴族達が梅の花を愛でる為に始めた行事だったと言われています。それが平安時代には桜に変わり、それ以降古くからずっと日本人に親しまれてきた文化となっています。桜の花は春の一時期に一斉に咲き競い、わずか2週間足らずで散るため、日本人の季節感を形成する重要な風物となっています。可憐な花の美しさや開花期間の短さ、散り際の豪華さが私たちの心をより惹きつけます。「桜は儚いからこそ美しい」とよく聞きますが、たくさんの人たちが桜の木のもとに集う光景を見ると、やがて散ってしまう花の姿に“諸行無常”(この世のものは、常に変化し、変わらないものはないという意味)を重ねるのは、遠い昔も現代も変わらないものだなと感じます。道に咲く桜を見ながら、私も日々変わり続けていかなければならないなと思いました。
加藤

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第345回 知行合一

2020年03月22日

知行合一は、中国の明のときに、王陽明がおこした学問である陽明学の命題のひとつ。知(知ること)と行(行うこと)は同じ心の良知(人間に先天的に備わっている善悪是非の判断能力)から発する作用であり、分離不可能であるとする考え。論語の為政第二にある「先ず其の言を行い、而して後にこれに従う」が元になっている。

王陽明は、知って行わないのは、未だ知らないことと同じであることを主張し、知っている以上は必ず行いにあらわれると述べた。真の知行とは「好き色を好むが如く、悪臭を悪むが如し」と説く。例えば、好きな色というものはそれを見た(知った)瞬間に好んでいるのであり、色を見て(知って)から好きになろうと判断するわけではないのである。朱熹の学(朱子学)が万物の理を極めてから実践に向かう「知先行後」であることを批判して主張した。

江戸時代初期の陽明学者である中江藤樹や幕末の頃の陽明学者や維新の志士たちに大きな影響を与えた。

知行合一は「知は行の始なり、行は知の成るなり(知ることは行為の始めであり、行為は知ることの完成である)」「行動を伴わない知識は未完成である」とも言い表される。

知識をつけることに終わりはない。この言葉を心に命じ、行動をしていきたい。

本田

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第344回 携帯電話やスマホを手放せない人

2020年03月08日

携帯電話やスマホについては、その向こうに家族や親戚、友達や同僚など、多くの人たちがいます。電話やメールにより、他の誰かにメッセージを送ることができるので、携帯電話やスマホは、人間関係の象徴と考えてもよいでしょう。

そのため、携帯電話やスマホを手放せない人は、人間関係を非常に重要と考えており、人間関係を失ってしまうことを何よりも恐れているのです。

逆に、携帯電話やスマホを持ち歩かなかったり、忘れていったりする人は、人間関係には重きを置かず、人間関係を失うことを恐れてはいないと言えます。あなたは、どちらでしょうか。

もちろん、どちらがいい悪いという話ではありません。

人間関係が重要で、失ってはいけないと感じるなら、大切にしていけばいいだけの話です。

人間関係がさほど重要と感じないなら、自分の趣味や、今やるべきことに没頭するのもいいでしょう。どちらでもいいのです。それは、個性の範疇なのです。

寺澤

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第343回 姿勢をよくすると気持ちが変わる

2020年03月01日

心と体はつながっている、と言われます。

ガッカリしたり気分が落ち込むと、うなだれたり、うつむいたり、猫背になって肩をすぼめたりします。反対に嬉しくて気分がいいときは顔を上げ、目線が上がります。

心と体は密接につながっているようです。

ちょっとした実験をしてみましょう。

まず背筋をスッと伸ばします。顔は正面に向けます。このようなよい姿勢でマイナスなことを考え続けるのは難しいです。

次に今度は思いっきり猫背にします。肩を落として、背中を丸め、下を向きます。この状態だと簡単にマイナスなことを考え続けることができますし、なぜかマイナスなことが浮かんできやすくなります。

つまり、心が姿勢を決めることもあれば、姿勢が心をコントロールしてしまうこともあるというわけです。

自信のない人は下を向いて歩いていたり、背中を丸めているものです。

逆に上を向いたり、姿勢をよくするだけで、自信が出てくると言えます。

姿勢を正すと気持ちも上がる。

大切なのは背筋を伸ばして、目線を上げることです。そして落ち込んだ時こそ、心を換気するイメージで大きく深呼吸してみましょう。

マイナスなことを考えていても何もいいことはありません。

ハッピーな気持ちはハッピーなことを引き寄せます。

上を向いて歩きましょう!

櫃田

 

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第342回 挑戦すること

2020年02月23日

みなさんは今何かに挑戦していたり、これから新しい物事に挑戦しようと考えているでしょうか。

 

挑戦するということはとてもエネルギーのいることで、不安もつきまとうことです。

特に挑戦する前やあるいは挑戦してもなかなか進展が見られない時なども不安な気持ちになってしまいますよね。

挑戦するということは未知のものや環境に触れるということ。

今まで自分の知り得なかったことに出会った時、人は価値観や内面まで大きく変化します。

挑戦することはとても怖いこともあります。

失敗するかもしれませんし、誰かに馬鹿にされることもあるかもしれません。

 

ですが、失敗しようが馬鹿にされようが挑戦する前と後の自分では自らの中にある可能性の幅がグンと広がっています。

 

「できなかったけど、自分には挑戦する勇気がある」ということに気付けることもとても大切なことですし、

「これができたから、あれもできるだろう」と、成功すればどんどん新たなことに挑戦する可能性を広げていくことができるのです。

挑戦することをためらうのは、成功するかどうかわからない・失敗してしまうかもしれない、そんな気持ちがあるからです。

 

その気持ちを持つことは大変自然なことですし、恥ずべきことではありませんが、一番苦しいのは「あの時やっておけば良かった」と後悔をしてしまうことです。

 

失敗して恥ずかしい思いをしたり悲しくなる気持ちは時間が解決してくれることもあるかもしれませんが、

「挑戦すればよかった」と感じて時間を戻そうと思っても過去に遡ることはできません。

 

もちろんリスクやタイミングも見定めるほうが良いですが、「今がその時だ!」と感じたならば一歩でも踏み出すほうが良いのかもしれません。

 

何事にも必ず挑戦しなければならないというわけではありませんが、

自分で自分の望む人生を送っていくには必ずと行ってよいほど何かに挑戦する場面というものに出会います。

 

それは大きなことから小さなことまで様々で、新しいビジネスを始めてみたり、新しい習い事を始めてみたり。

あるいは今まで不摂生をしていたことを止めることも挑戦と言えるでしょう。

 

自分がしたいと思ったことに飛び込むということは挑戦するということ。

自分の人生を生きるには挑戦することそのものとも言えるのかもしれません。

本田

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第341回 先ずその愛する所を奪わば、即ち聴かん

2020年02月16日

先ずその愛する所を奪わば、即ち聴かんとは、敵が万全の体制で攻め寄せてきたらどうするか?その場合は、機先を制して、相手が最も重視する所を奪えば、思いのままに相手を操れるという意味になります。

万全の体制を整えて攻めてきた敵に真っ向からぶつかるのではなく、相手が一番大切だと思っている場所を判断して、素早く奪ってしまうことで敵に対して有利に立てると孫子は説いています。

現代のビジネスに置き換えるなら、ライバル社が万全の体制で攻勢を掛けようとしていることを察知したならば、相手が一番欲しいと考えているマーケットに対して、機先を制して、自社の全力を以って押さえてしまうということでしょう。

一見、隙がなさそうに見える敵であっても諦めず、敵の目指しているものを察知して行動することで、その後の戦いを有利に進めることができるのです。

新美

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