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第369回 当たって砕けよ

2020年09月13日

物事は、行動して初めて結果を出すことができます。必ず行動が必要です。

しかしながら、実際にはやる前から躊躇して、結局やらないことが多いのではないでしょうか。それではいつになっても何も始まりません。まずは、やってみましょう。

 

たとえば、テーブルの上にひとつのリンゴが置いてあるとします。そのリンゴを移動させようとすると、そのリンゴを押したり、引いたり、手に持ってどこかに持っていくといった、何らかの外部からの力が必要となります。そのリンゴを動かせるだろうかと思い悩んでいても、1ミリたりとも動かせません。

 

これと同じように、思い悩んでいても、実際に行動しなければ、結果が現れないのです。

当たって砕け散ってしまうかもしれませんが、物事を進めるときには、たいてい何らかの壁やリスクがあります。

しかし、それを恐れて勢いを失ってしまうと、かえって乗り越えることができなくなってしまいます。なぜなら、ある程度の勢いがなければ、壁は乗り越えられないからです。

そのため、当たって砕けるだけの気構えを持って、やってみるべきです。うまくいけばしめたものです。捨て身の覚悟で物事にぶち当たっていきましょう。

ただし本当に砕け散ってしまわないように、周到な準備は必要です。

寺澤

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第368回得るは、捨つるにあり

2020年09月06日

日本を代表する靴職人の一人、山口千尋さん。ほとんどの工程を手作業で行うという職人中の職人で、脳裏には常に「挑戦」という2文字が浮かんでいると言います。そんな彼が、イギリスで日本の靴職人としては初の「一流職人」の証である「ギルド・オブ・マスター・クラフツマン」の資格を得たのは26歳のときでした。
しかし、このイギリス留学の前、大手靴メーカーで働いていた山口さんは、ある葛藤を抱えていました。イギリス留学のために退職を申し出ると、会社から1年の休職を進められたからです。そんな時、大きな迷いと葛藤を抱えた山口さんの人生を変える言葉が、尊敬する先輩の口からこぼれました。
それは「辞めればいいじゃないか」と。という言葉でした。
その瞬間、山口さんの脳裏には「得るは、捨つるにあり」という言葉が浮かんだといいます。
これは、「何かを捨てなければ、大事なものは何ひとつ得ることはできない」ということです。つまり、「自分にとって、捨てがたい、大事にしているものを捨てる気があるからこそ、自分にとって本当に大事なものを得ることができる」ということを悟ったのだといいます。
その後、イギリスでの必死な修行生活を経て、一流職人になることができたのは、山口さんが過去の生活すべてを捨てたことがポイントだったのかもしれません。
一般的に「No pain, no gain」、「痛みなくして、得るものなし」ということわざもあるように、何か自分にとって痛みと感じる行為によって、本当に得たいものが得られるということは、人類が過去に得た教訓の一つといえます。
山口さんのように何か大きな分岐点にあるとき、大事なものを手放すことが、大きなものを手に入れる手段なのかもしれません。
加藤

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第367回 日本酒「獺祭」の人気

2020年08月30日

日本酒好きなら誰でも知っている「獺祭(だっさい)」。

日本酒業界が低迷しているなか、獺祭は品薄続出するほどの大人気の日本酒であり、現在は日本国内にとどまらず世界に日本酒の文化を拡げています。

造っているのは山口県岩国市の草深く小川の流れる山あいにある旭酒造です。

杜氏を置かない蔵元としても知られています。

 

獺祭の名前の由来は旭酒造の所在地である獺越(おそごえ)から一字をとって銘柄を「獺祭」と命名されました。

獺祭とは、獺(かわうそ)が捕らえた魚を岸に並べる習性があり、その姿はお祭りをしているようにみえるとか。その様子から詩や文を作る時、多くの参考資料を広げちらす事をさします。

日本文学に革命をもたらした正岡子規が自らを獺祭書屋主人と号したように、「酒造りは夢創り、拓こう日本酒新時代」をキャッチフレーズを掲げ、「獺祭」というブランドが生まれました。

 

以前は”普通酒”を地元で売っていたが、売れてなかったそうです。

「なぜ売れないかを突き詰めていくと、求められている酒とは『酔うため、売るための酒』ではなく、『味わう酒』ではないのか。そのためには酒の質を追いかけていくしかないんじゃないか。それが大吟醸酒だった。」ということです。

 

吟醸酒は玄米の表面から40%以上削り取り、残した60%以下の白米を原料に用いて、低温、長期間発酵させ、特別に吟味して製造した酒。普通より高度な醸造技術を要求されます。大吟醸酒になると、50%以上も削り取ります。

しかも獺祭は酒造好適米の「山田錦」しか使わないという徹底ぶりです。

獺祭はさまざまなラインナップがありますが、特に最高品質と高く評価されているのが「磨き二割三分」シリーズです。精米歩合を23%にするということはお米を77%削るということで、これにはかなりの時間と手間がかかります。

まさに「量より質」を徹底しています。

 

大人気の獺祭も今年の新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、海外からの発注はキャンセルが続き、飲食店の営業自粛等により5月には売上40%になりました。

 

そこで旭酒造は酒米の生産農家への発注量を減らさないようにするために、「山田錦」を食用米として販売をはじめました。全国の獺祭取扱店や旭酒造の通販サイトでも販売しています。

 

さらに消毒用アルコールが足りないということで、「山田錦」を発酵・蒸留して、アルコール度数72%のエタノールを生産、出荷しています。

 

そして7月から9月30日までの飲食店限定の商品を発売しています。

「活気を失くした飲食店を盛り上げる、ひとつのきっかけになれば」という思いだそうです。

 

旭酒造の現社長は「街に出る機会も外で飲む機会も減少するだろうが、外食の機会がこれまで以上に特別な”ハレ”の機会になるのではないか。街に出た際”せっかくならいいものを口にしたい”という消費者は増えるはず。ピンチをチャンスにすべく、原点を大切にした提案を続けていく」といわれています。

「今はコロナだから仕方ない」だとか「じっと今を耐えるしかない」ではなく、自分の信念はブレずにその時代に合わせて違う視点で新しいことに挑戦することは大事だと思いました。

櫃田

 

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第366回 自分の評価を他人に任せない

2020年08月23日

あなたは他人の評価ばかりを気にして本当の自分を隠したり、良く思われようとして自分の意見を言えなかったりしていませんか。他人からの評価ばかり気にしていると自分らしさを失ったり、本当に自分のやりたいことができなくなってしまいます。

確かにこんなこと言ったら何て思われるだろう。嫌われるかな。周りにどう思われるかな。どう見られているかなとか気になってしまうものですよね。

その一方で、周りにどう思われようと自分の意見を言い、自分らしく生きている人もいます。あなたがもし他人からの評価を気にしすぎて自分の人生を生きていないのであれば、ぜひ一度自分の人生について考えてみてください。

多くの人は期待に応えたいという気持ちを持っています。期待に応えることで自分は認めてもらえた。受け入れてもらえたという気持ちになるから期待に応えたいと思うもの。

ただ、よく考えてみてもらいたいのは、どう頑張っても全ての人に受け入れてもらうことはできないし。好きになってもらうこともできない。だからこそ過剰に期待に応える必要はないし、それによっての評価も気にする必要はないんですよね。

他人の評価を気にするあまりに周りに合わせすぎて無理してしまう。それってちょっと自分が可愛そうじゃないかな。

他人の期待に応えたいと思う気持ちで頑張ったとしても、その評価が思った以上に低い場合があります。そんなときあなたはどんな気持ちになりますか。

本当の意味でのあなたの努力はあなたにしか分かりませんよね。他人の評価など気にしないで自分で認めることです。自分の能力を高めることなどに集中するようにして、他人から評価など気にするは辞めていきましょう。

自分のことは自分で認めよう。

本田

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第365回 緊張を速効で治す方法

2020年08月16日

日常生活の中で緊張する場面に出会うことがあると思います。そんな時はどうしますか。緊張をすぐに改善する方法は二つあります。その二つは筋弛緩法とネガティブ・シミュレーション法です。

筋弛緩法とは、筋肉をゆるめることで心をリラックスさせる方法です。やり方は、まずは息を大きく吸ってから体全体に強く力を込めてください。そして、その上で緊張をゆるめます。この落差で体と心をほぐす方法です。この方法は即効性のあるリラックス法なので緊張が強いときに試してみるのがオススメです。

もう一つのネガティブ・シミュレーション法とは、アメリカのサンタ・バーバラ大学の心理学者であるロナルド・アドラーが提唱した方法で、とにかく最悪の事態が起こったらどうするかを考えるものです。ネガティブなことを考えれば余計に緊張するんじゃないかと思うかもしれませんが、緊張しない人とはどういう人か考えてみてください。緊張しない人とは、多くのパターンを体験しているので一通りの対応策を知っている人のことで、つまり慣れている人のことを指します。慣れていない人は、真っ暗な洞窟に入るようなものなので、悪いことばかりを考えてしまい不安が強くなるためさらに緊張をしてしまうのです。なので、とにかく最悪の事態をあえて想像してその対策を考えることにより、大抵のことはそれ以下の出来事と思うことができ、気持ちが楽になります。

緊張を速効で治す方法として2種類の方法を書きましたが、ネガティブ・シミュレーション法は特に色々なところで使えるリラックス法だと思います。会議の時、面接、デート、誰かと会話をするときなど何か不安や緊張するときなどに使ってみてください。

福田

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第364回 商いは牛のよだれ

2020年08月10日

商売とは、牛のよだれのように小さな利益を根気と忍耐で集めて、大きな利益にしていくということわざです。一攫千金を狙うと、失敗することが多いです。

商いの基本としては、努力して小さな結果を積み重ねて、時間をかけて大きな成果をあげるという、実に地味で根気のいる作業が必要となります。

これは、商いだけに限りません。何を行うにしても、根気よく小さな成果を蓄え、積み重ねていく必要があるのです。

 

一度に大きな成果を狙うと、なかなかうまくいきません。もし、うまくいったとしても、花火のようにぱっと消えていきます。下積みの重要さをも物語っていることわざです。

 

何かを行う際に、重要なのは根気と忍耐です。

もう一度、根気と忍耐の価値を見直しましょう。

コツコツとがんばり、絶対に諦めなければ、高い確率で成功することができるではないでしょうか。

 

寺澤

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第363回為せば成る為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり

2020年08月02日

日本史史上最高の名君との呼び声高い、江戸時代の米沢藩第9代藩主・上杉鷹山が残した名言です。当時の米沢藩は借金まみれで財政が緊迫しており、追い打ちをかけるような大凶作で、このままでは領地を幕府へと返上するしかありませんでした。そんな米沢藩を救ったのが上杉鷹山でした。

彼はまず無駄な出費を減らすために、出費の大部分を占めていた江戸の藩邸での豪遊をなくし、ひたすら倹約生活に努めました。それまで豪華な生活をしていた保守派の家臣は案の定、断固反対しますが鷹山は改革を断行。その後も多くの妨害に遭いながらも殖産興業を成功させて農村復興に尽力した結果、鷹山が死去する頃には年貢徴収率が100%を達成するという偉業を成し遂げたのだそうです。

そんな彼が放ったのがこの言葉。今風に訳すと「やろうと思えばなんでもできる。できないのは途中でやめるからだ。決して諦めるな」といった感じでしょう。

加藤

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第362回 “うまく生きる”ってどういうことだろうね

2020年07月25日

うまく生きる、器用に生きるというのがどんなことなのか。

一生かかっても答えは出せないかもしれないけれど、この問いについて少し考えてみたい。

私は自分で自分の生き方を”ヘタクソ”だと思う一方で、自分の周囲の人間で「この人はうまく生きているなぁ」と思う人を見つけては
その人のように生きるためにはどうすれば良いのかを考えてきた。
もちろんその人の生き方に憧れても、ただそれを真似するわけではない。
その人の生き方を、自分の中でどういう形に再度創り出せるかを考えるのだ。
その生き方を 自分の芯というか1本の柱をブレさせずに自分の中でどう育てていくかを考えるのだ。
私がなんとなく「器用に生きているなぁ」と思う人の特徴をいくつか挙げてみる。

1. 他者に期待をしないこと
言葉のままだ。他者に期待をしても、裏切られるかもしれない。
それならば、最初から期待しなければ良い、そういうことだ。
もちろんこれをあまりに極端にすれば人生が豊かでなくなってしまう可能性も0ではない。
もっと器用に生きられる人は、他者に期待をしない上で自分には少しだけ期待をする。
ほんの少し自尊感情を高めるのだ。
もちろん自分は他者に過度な期待をしないけれど、自分は他者に期待してもらえる人間、であることが1番良いのかもしれないけどね。
2. 他者を「変えよう」と思わないこと
特に恋愛においてはこれは重要だと思う(笑)。
相手を変えようと努力しても、相手はなかなか変わってくれない。
誰しもが自分に優しいわけではない。自分に厳しく、他者に優しくというスタンスの人だって少なくないだろう。
それでも、人は誰かにどんなに変えられようと努力をされても(押し付けられても)
結局自分で自分を「変えたい」「変わりたい」と思わなければ変わることなんてできないのだ。
最近器用に生きる友達の1人が言っていた。
「私の目標は、現状維持以上だから。」と。自分を変えたいと無理に思い過ぎず、今を維持する。
心に余裕があるときに、ほんの少し「以上」を目指す。それを積み重ねる。
言葉で言うのは簡単だが実際にこういう生き方のために行動をすることは難しいとは思う。
ただ他者を「変えよう」と思う前に、自分が「変わろう」と思う心がけが、必要になるときもあるのかもしれない。
3. 他者の「存在」を認めること
人は誰しも承認欲求があると思う。その程度は大きく個人差があると思うが。
この前教職課程の中の授業で「生徒を褒めるのではなく、存在・行動・姿勢などを認めることが大事だ。」
なんていう話があった。努力や結果や頑張りを褒めるというより、その人自身、そのものを認めることは確かに意識した方が良いことかもしれない。
他者の存在を認めるというのは承認欲求につながる以外に、「この人はこういう人なんだぁと割り切って接する」ことにつながる。
苦手だったり嫌いだったりする他者を否定したり攻撃したりすることは、疲れる。相手だけではなく自分の精神をも削っていく。
だから「そういう人もいるんだなぁ」と割り切れば良いのだ。
存在を受け入れなくても良い。関わりたくないと思ったって良い。
あくまで「認める」だけで良いのだ。
なるほどねぇ、この人は自分とこういうところが違うのか、へぇ。
くらいで良いと思うのだ。
こんな感じである。本田

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第361回 つらいことは積極的に考えろ

2020年07月19日

日常生活においてつらいことを思い出したりマイナス思考になってしまうことがあると思います。その時あなたはどうしていますか。考えないようにしたり、我慢したりしていませんか。そのように抑え込んでしまうとかえってダラダラとその気持ちを持ち越してしまうことになります。ですのであなたが、つらい気持ちになったときは、とにかくそのストレスの原因の思考を、心の中で繰り返してみてください。これだけでも気持ちはスーッとしていくと思います。 

そして、一番理想なのは誰かにその気持ちを話すことです。それに加えて相手に「つらかったね」「ひどいね、それ」というように共有してもらえれば、何よりもあなたの気持ちは癒されます。 

もし、それができなければ、とにかく独り言でもいいので、表現することです。独り言が嫌なら日記を書くことでも構いません。今日感じた、マイナスなこと、つらいこと、とにかくハッキリ字にしてしまう。それだけでも、話をしたり、口にしたりするのと効果的には変わりません。ただし、書き出す場合は、マイナスなことが並んでいるだけでは、後から見直して疲れてしまうので、プラスなことを可能なら隣に書くことが大切です。 

このようにマイナスな感情などを「言う・書き出す」などでハッキリと認識することをエモーショナル・ディスクロージャーと言います。マイナスな気持ちはとにかく、出したり、表現したりするのがベストであり、心の中で、モヤモヤした形のままだと、どんどん気持ちが疲れてしまうので、一日に数分だけでもネガティブなことを考えてもいい時間を作ることが大切です。 

福田 

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第360回 畳の上の水練

2020年07月12日

畳の上で水練(泳ぎの練習)をしても、実際に泳げるようにはなりません。

実際に水に入って、何度も溺れながら泳げるようになっていくのでなければ、水泳はうまくなりません。

畳の上で練習しているだけでは、泳げるようにはならないのです。

これは、水練だけの話ではありません。

どんなことでもそうですが、実際にやってみないと、うまくなることはありません。

やはり、習うより慣れろです。まずは、やってみましょう。

飛び込んで失敗して、そしてうまくなっていきましょう。

寺澤

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