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第247回 「天赦日」と「一粒万倍日」

2018年05月13日

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、大安の他に縁起のいい日とされている日のことです。

「天赦日」は「てんしゃにち」・「てんしゃび」と読みます。

天がすべてを赦す最上の吉日で、「万(よろづ)よし」と記注されています。「万よし」とは、「何に関しても良し」という意味があり、婚礼、引っ越し、開業などが特に良い日とされています。天赦日は季節と日の干支で決まり、年に5回~6回あります。

「一粒万倍日」は「いちりゅうまんばいび」と読みます。

一粒の籾が稲穂のように万倍にも増えると言われてる吉日で、何事を始めるにもいい日とされ、開店、種まき、商売始めなど、お金を出すことが特に良い日と言われています。ただし、借金や人から物を借りることに関しては、「苦労の種が万倍にもなる」ということで凶とされています。また、他の暦注(暦に記載されるその日の運勢など)と重なる場合があり、吉日と重なったら一粒万倍日の効果が倍増すると考えられています。

この二つの日に大安や甲子(きのえね)が重なると、更に縁起がいい日となります。

大安や仏滅などに限らず、天赦日や一粒万倍日にも気を付けて、何かを始める時には縁起のいい日を選びたいものです。

岡田

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第246回 メリハリをつける

2018年05月06日

ゴールデンウィークという長いお休みも終わりいつまでも休みの気分が抜けないことがありませんか?そこで今回はメリハリについてお話します。普段メリハリのある生活を意識していますか?これを意識しないと仕事もダラダラしてしまう、遊びもダラダラになってしまったりと、無駄な時間が増えることになります。時間は有限。この時間を有効に使うためにメリハリをつけることは必要なのです。メリハリをつけるといっても、何を意識したらいいのかわかりませんよね?

メリハリをつける方法を紹介します。

メリハリがない仕事・生活は無駄が多くなる

ダラダラとした時間が増えることで「無駄な時間」が増えてしまう。無駄な時間を楽しむことは息抜きとして1つの方法ですが、できるのであれば、無駄な時間はなくしたい。無駄な時間をなくすためにはメリハリのある行動が必要になってくる。しかし、これを意識して行動するのは意外と難しいのです。メリハリを意識した生活をすると、時間は無駄にならないのか?先程もおはなししましたが時間は有限です。メリハリと時間は大きく関係しています。メリハリをつける生活ができる人は、時間を大切にし、なんでも効率よくしようと考えてしまう。

時間は無限では無いので、「限られた時間内に何をするのか?」これを考えることも大切なこと。

メリハリをつけると効率化される。

メリハリのある生活は、全てが効率化することにつながります。仕事にしろ、遊びにしろ「集中している時間」が長くなるので、仕事も効率よくすることを考え、集中して行うことができる。遊びに関しても集中して遊ぶことで、短期間で遊びに慣れることができる。このように「集中力」を高めて時間を作ることができる。仕事はもちろん、遊びでもダラダラしない。

自分の時間が増える。

仕事にメリハリをつけて無駄がなくなると、自分の時間を作ることができます。自分の時間は自分の好きなことができる時間。この時間を作るために、メリハリは必要になってきます。サラリーマンの方の場合、会社に縛られている時間の方が長くなってしまいますが、メリハリを意識して、自分の時間を少しでも作りたいところ。

メリハリをつける方法

ダラダラしている人は時間を無駄にしている。もし、自分がダラダラとした生活をしていると思っている場合は、メリハリをつけることを意識しないと、ダラダラから抜け出すのは難しくなってきます。メリハリをつけて自分の時間を作るには、何をすればいいのか?

好きなことに集中する

ゲームでも人間観察でもなんでもいいです。とにかく好きなことに集中してください。何があっても集中していることをやめないこと。これを意識するだけ。まあ、ちょっとした訓練みたいなものです。好きなことでも電話がかかってきたりすると、電話に気を取られて出てしまうことがありますが、メリハリを意識しているときは電話にでない。

自分の仕事内容を把握する

自分の仕事内容をしっかりと把握する。手帳やメモ帳に自分の仕事内容を記入して、自分のすることを一目でわかるようにする。「この日は〇〇したら終わり」と区切りをつける。こうすることで、いつ、何をするのかがわかる。まあ、予定を把握することは当たり前のことですが、これをするだけでも仕事にメリハリをつけることができる。予定を把握していないと、ダラダラ体質になってしまうので注意。

デスクに必要ないものを置かない

デスクに必要ないものを置いていませんか?意外と必要ないものを置いている人は多い。散らかっている人は論外。私の場合、スマホでさえ、仕事中には必要ないものの部類になります。 スマホは仕事を助けてくれるグッズでもあり、邪魔をするグッズでもある。仕事をする環境にもよりますが、必要以上に物を置きすぎると集中力が途切れてしまいやすくなる。

仕事をしすぎない

「仕事をしすぎる自分って素敵」って思っている人がいるかもしれませんが、仕事をしすぎるのは素敵ではない。逆にダラダラしているのを露呈しているだけ。メリハリのある人は、仕事をしすぎたと感じれば、キリのいいところで仕事をストップさせる。仕事環境によってはストップさせることができないかもしれませんが、仕事をしすぎることは集中力がない状態で仕事をしているということ。それでは、仕事が捗らない。

自分が覚醒する時間を知る

毎日、同じ仕事をしていると、自分が調子のいい時間帯がわかるようになってきます。この、自分が覚醒する時間帯を見つけること。この時間帯は1番仕事を効率よく集中的に進めることができるので。私個人としては、朝の時間が覚醒している時間。夜になると集中力が途切れることが多く、仕事はダラダラになってしまうことが多い。自分の調子を把握することもメリハリをつけることにつながる。

自分のルーティンを作る

毎日同じ仕事をしている場合、自分のルーティンが出来上がっていることがあります。「朝起きて出勤したら、いつもの場所に座って必ずコーヒを飲み、タバコを吸いに行く」といった感じで、自然といつもの流れができていることがあります。このルーティンがあることで集中力を高めることができる。ルーティンが崩れることで、仕事や生活のリズムが崩れることもありますが、そんなことを気にしていたら、何もできない。ルーティンがあることで自然とメリハリをつけることができる。

1つの仕事を終わらせてから次の仕事をする

仕事中に、いろんなことをしないといけないことってありますよね?この状況になったときは、1つの仕事を確実にこなしてから、次の仕事をする。1つ目の仕事の最中に2つ目の仕事に取り掛かり、また1つ目の仕事に戻る。こんな感じで目移りばかりしていると、効率的によくないですし、質も下がります。1つの仕事を確実にこなすことでメリハリをつける。パソコンを使う仕事の場合、余計なページを開かないデスクワークの場合、パソコンを使うことが多いですが、このパソコンが作業の邪魔をしてくる存在にもなります。特にネット環境が揃っている場合は危険。この環境でメリハリをつける方法は、必要のないページは開かないことです。開いているだけでも、目移りしてしまうことがあり、ダラダラモードに突入することがあるので、不要なページは消してしまおう。

本気で休憩する

本気で仕事をした後は本気で休憩する。これがメリハリです。極端になればメリハリのある生活ができるということです。本気で休憩した後は、集中力が回復するので、仕事も捗る。仕事が捗ると、自分の時間を作ることができる。休憩できるときはしっかりと休憩すること。少しでもダラダラしているな~と感じたら休憩すことも大事。おすすめの方法は、デスクで寝てしまうといいですよ。

休むときは休む

仕事が休みの時、友人などと遊びに行くのもいいのですが、たまには、家で本気で休むことも必要です。遊んでリフレッシュできたと思っても、意外と体は疲れて、集中力を使ってしまう。脳みそを休ませることで集中力が増す。集中力が増すことで、メリハリのある仕事ができるようになる。脳みそを休めることも1つの仕事。メリハリをつけるためには必要不可欠。

自分のモードを切り替える

ストレス解消するために、遊ぶことも大切ですね。仕事とプライベートにメリハリをつける。この2つをしっかりと分けることで、仕事は仕事モードに、遊びは遊びモードに体と心を切り替えることができる。モードを切り替えることで集中力が増す。「やる」「やらない」を明確にするメリハリをつけることにおいて「やる」「やらない」を明確にすることは重要なこと。仕事をするときは仕事をする。何もしないと決めたら何もしないと、決めることができなければ、メリハリをつけることはできません。何をするのか、何をしないのか明確することを意識することで、メリハリをつけることができる。

メリハリがあることで自分の時間を作ることができ、自分の時間を有効に活用することができるようになる。この時間が増えることで心に余裕ができる。心に余裕ができると人に優しくなれる。まあ、人に優しくなれることはメリハリとは関係ありませんが、メリハリがあることは、生きて行く上で「得する」ということです。ダラダラしている状態で仕事をしても、何も進んでいないのに、時間が経っている時ってありますよね?そして、ダラダラがイライラに変わる。これでは時間を「損している」ことになる。自分のために生きたいと考えている人は、メリハリをつける。オンオフに中間はない。自分のオンオフが操れないと、会社に自分の時間を奪われてしまいます。

本田

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第245回 物欲のその先にあるのは?

2018年05月01日

物欲は人間にとって成長していこうと思わせる大きな要因となる。昨日のような洋服程度なら希望も叶えられる時間も短いし、金額もたいしたことない。それが徐々に目標が大きくなっていく。洋服が自動車になる。自動車でも軽自動車ではなく高級車になっていくと、新車ならば500万は必要となってくる。これは自分の年収をはるかに超えてくるので貯金の範囲では済まなくなりローンを考えるようになっていく。そして金利を払って遠い将来でしかかなえられなかった目標や希望をかなえることが可能になるのだ。ここで人間考える。いや躊躇する者もいる。私にこの借金は返せるだろうか?返せないと判断したものは自動車買えない。返せると判断したものはその夢が実現になったこと、その引き換えに借金がついてきたことによるプレッシャーで、今まで以上に働かねばならないと思う。

この循環で人間は成長してくことになる。躊躇しているものは変わらない

起きた現象には対応しようとする者もあらわれる。その程度ならいくらでもいる。しかし自分自身の将来の生活を思い描いて、そのために順序立てて生計を立てていけるものはなかなかいない。だからこそ若者は先輩を選ばなくてはならないのである。この先輩の人生観は何なのか?それは仕事ぶりからではわからない部分がある。

例えば旅行をイメージしてみよう。温泉旅行に出かける人は大体定年退職して時間とお金がある年寄りではないだろうか?若い家族ずれは長期お休みにお爺さんおばあさんに連れられて出かけていく。これが現実であろう。自分の家計のやりくりでは旅行など行けない。遠い将来のことなど考えられない。今日が精いっぱい。そして明日が気になる程度である。

ローン組んでるものは今日明日ではない。3年後5年後、いや場合によっては15年、20年後の世界を思い描き今を生きているのである。

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第244回 自分の変化を受け入れれるもののみが成長していく

2018年05月01日

人間変わりたくない人もいる。これでいいや。めんどくさい。時間がない

忙しい。私には無理。それはあの人の特性でしょ。なんかかんか理由を付けてやらない。それが普通なのであろう。それでもやっている人がいる

彼らはどういう人なのであろう。やらない人は同じ場所にとどまっていたいということである。これは仙人の世界。「これ以上お金いらない。今の生活レベルで満足できています」と世間様に宣言しているのである。

生活レベルを上げていきたいと思っている人はこれではだめである。資本主義の世界の中で、成長の根本にあるのは他人様との競争である。その為には他人様の仕事を覚えることにある。範囲を広げ理解力を深めていくことが成長である。今までしまむらやユニクロでしか服を買わなかった人が、アウトレットに行ってみてちょっと高いけどどうしてもこれ欲しいと思って買ってみる。これが本来の人間なのである。今日は買えなくても3か月後に買おう。そう心に決めて帰ってきて、一生懸命に貯金する。それが具体的な月の目標となる。目標がないものは成長しない。やられる。

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第243回 毎日が反省

2018年05月01日

皆さんもそうだと思いますが会社が終わってホッとして家に帰る途中はのんびりしていられると思います。しかし家に帰って風呂入り始めると今日の反省になる。きょうの目標だったあれは何とか行った。しかし今までの課題としているあのことはまた今日も駄目だった。ダメだったらまた明日はどうしようと考える。課題解決はもつれた糸を一つ一つ解きほぐしていくようなものである。あれをこうしてこれをこうしてこれをこうする。今日はここまでは行きたい、あすはここまで行こう。そうやって計画を立てていく。当然相手が関係あることは相手にも説明する。しかしここに自分と相手との生きている生活感がかかわってくる。100円が大金と思っている人と、100円程度ならいいわという人では仕事に対する取り組みが違う。

もちろん誰もが100円は大金ですというが、その割にはそのような行動をとれない。取らないのではなく取れないのである。

どうにももつれた糸がほぐせれない場合、何とかしてくれと思う時がある。そして酒飲んでその時は寝てしまう。すると目が覚めるとなぜか解決方法がひらめいている。不思議なものである。そしてこれを今日の目標とする。「よし頑張ろうと」いつもよりも早く布団から出る。そして実行に移す。良かった成功した。この調子で行こう。こうなる。これの繰り返しで人生を過ぎていく。この方法をマスターしているものは、手ほどきしても器用に飲み込んでいく。しかし中途半端なもの、つまり100円が大金という意識が持てないものは、結局またまた昨日と同じ時間を生きていく。悪気はないのだがこのようにして人々は差がついて行ってしまうのである。

もちろんこれは仕事だけではない、人生仕事に取り組む時間よりそれ以外の時間のが長いのだから、やるべきことはいっぱいある。

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第242回 さて 趣味は贅沢なことか

2018年05月01日

何かやろうとすするとお金は必ずかかりますよ。ただ歩くだけでも靴がいる。タオルいる。飲み物いる。安上りですけどそれでも金がかかる。

年寄りがやっているゲートボールでもそうですよ。さてその趣味というものは我々にとって贅沢なものなのか?我々は毎日仕事して1か月後にお金をもらう。そのお金で食べること 着ること 住むこと そして保険 税金などに大きく支払っていく。子供がいればさらに学費 習い事 あとは移動手段の交通費にお金かかる。毎月もらったお金を全部使い果たしてそれでも足らない人もこの世の中いる。しかし大概の人はもらったお金のうち少々貯金しようとするものである。問題は趣味に使うお金は贅沢になるかということである。

基本的な考え方は、働いたお金をいつの日か自分に再投資すれば必ずそれが自分を活性化し、さらに一生懸命に働こうとさせるということを理解する必要がある。つまり趣味とは生活の張り 元気の源なのである。

中には賭け事やってそれでストレスかけても、自分がまた明日から頑張ろうと思って働く人もいる。そのお金の使い方は正しいのである。

時折こんなことにお金使っていいのかな?と思うときがある。それは度を越した贅沢に言えることではないであろうか?

入ってきたお金と出ていくお金と残すお金の調整さえできるのであるならば、そして使うお金が贅沢なことでないならば、そのお金の使い方はあなたに必ず役立っているはずです。人間いつ死ぬかわかりませんよ。死んだらお金使えませんよ。子供たちに残すのもいいけど、自分のお金は自分にまず役立ててほしいですよね。その気持ちが健康につながり、長生きになる秘訣ですよ。

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第241回 趣味は何ですかと聞かれたら何をこたえる?

2018年05月01日

ある時「あなたの趣味を教えてください」と言われたらあなたなら何と答えますか?「食べること 寝ること 歩くこと ドライブ 空を見ること 泳ぐこと 山登り 読書 映画 パチンコ カラオケ テニス 魚釣り」それこそ色々出てくると思いますが、あなたは今何と答えられますか?そして1年後にまた同じことを聞かれたら答えはどうなりますか?

趣味も昨日と同じですね。ずっと変わらず同じことばかりやっている人もいる。あることを成し遂げたら次に新たな興味を持って挑戦する者もいる。

どちらがいいというものではないが、50歳超えて子供も手がかからなくなり夫婦二人になった時、会社からつまり社会からあまり活躍を求められなくなった時にあなたの心の持ちどころは、どこに行くのでしょうね?

来る日も来る日も年寄り2人で散歩 これでもいいですけどそれでその後の人生に達成感がありますか?もちろん体はだんだんと動かなくなる

しかしまだまだ頭は働く。口は動く。お金も少しぐらいなら使える。こうなった時は思い切って行動してみるのもいいものですよ。料理教室に行く。

絵を描く。これらの方々は結構いる。しかし60歳近づいてからスポーツをやり始めたり若者と変わらぬ遊びを挑戦する人は少ない。とくにお金がかかることは避ける。昨日も言ったが残りの人生で健康で動ける時間を計算してしまうからである。私ならばよくて後20年。75歳になったら温泉巡りや美術鑑賞位しか行けなくなる。ならばあと20年かもわからないが子供の頃憧れたことをやってみたい。なんでもいいのですよ。じっとしないことがいいですがね。それが趣味になっていくと思いますよ。若い時から子供が離れて行ったらあれをやろうと決めておくといいですね。そうすればいつまでも若さを保てますよ。歩くこととかTV鑑賞なんか80歳からでもできますよ。体が動くなら活動しなくっちゃね。

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第240回 人間は変化をとかく嫌うものである

2018年05月01日

中国史で最も重要な軍事的発明は火薬だ。火薬は不老不死の霊薬を探していた道教の錬金術師によって偶然発明された。その道教の錬金術師のおかげで中国は世界の支配者になりえたのだが、実際はこの新しい化合物を主に爆竹に使った。宗帝国がモンゴルのチンギスハンによって侵略され崩壊する時にも、この爆薬を活用しようとする将軍はいなかった

火薬の発明からようやく600年ほどたって大陸間の戦争に火薬が使われ始めた。火薬の恐ろしい存在能力を軍事目的に使用するまでにどうしてこれほどの長い年月がかかったのか?それは火薬が出現した時代には王や学者、商人たちが新しい軍事技術によって救われるとも、金持ちになれるとも考えなかったからである。現代でこそ時代の進歩は早い。がしかし、生活に必要のある者は自ら取り入れようとして行くが、全人類が進歩、改革、革命を好んでいるわけでは無い。むしろ変化のない平穏無事な時代を望む人の方が多い。しかし止まった時の中で生きていくことは我々はできないのである。我々の子供の時は洗濯機もない、風呂もない、エアコンもない、車もない、電話もない、テレビもない、舗装された道もわずか、こんな時代の中で育った者も必死に現代のテクノロジーを学び置いてきぼりを食わないようにしている。若者こそ進歩・進化そして競争という見えない物に常に挑戦し続けてもらいたい。自らを奮い起こしこんなにまでしなくてもと思えるまでやり続けてみてほしい。するといずれ大きな花が咲くときが来る。「そんな事無駄じゃない?」とはたで見られてもかまわない。兎に角挑戦してみるべきである。私もこの年になって、死ぬまでの残された健康でいられる時間を計算しても、時すでに遅しと思えることにまで、家族に「お金無駄じゃん」と反対されても挑戦し続けている。

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第239回 資本主義とは何か

2018年05月01日

自分で稼いだ分だけ利益を得るべきだという考えで、個々それぞれが頑張った分だけ稼げるようにすることで、多くの人間が富を得るためにやる気を出して競争し、結果的に社会全体が豊かになっていくという思想。

では昨日の「秩序」に戻るが、秩序は自分の想像の中にしか存在しない

ということだった。それでは資本主義の中でなぜ収入の差が表れるのであろう。もっと溯れば学生時代になぜ通知表が5段階に分かれていて、個々に評価が違ったのであろう?40人クラスにいて全員国語が「5」ということはあり得なかった。これは先生が40人の中から各評点を上から割当てているだけである。そこに子供の時からすでに「人間社会というものは優越の差がある」ということを我々は教えられてきた。必死に勉強した者は成績優秀、勉強せずに遊んでばかりなものは劣等生だった。

彼らが社会人になっても同じ評価なのであろうか?真面目に一生懸命働いて仲間に必要とされるものは給与が良い。真面目に会社に来るが今いち受けが悪い。外見では悪い人間には見えないのだがなぜか仲間に必要視されない。重要視されない。この差はどこから来るのであろうか?

結局はその個々の秩序から現れるのであろう。神経質で段取りを組立からでないと仕事にかからないもの。納得がいくまで先輩に確認を取るもの

仕事の評価を確認しに行くもの。競争意識が高いもの。健康なもの。知恵が発達しているもの。運動神経がいいもの。背が高いもの。体重が多いもの。何が仲間から必要視されるのかはわからない。がしかし1年経つと収入に差が付き20年もすると生活感がまるで違ってくる。老後に悠々と旅行に行っているものもあればまだ借金が返せないと嘆くものもある。

いずれにしても仲間から必要とされているものとそうでないものの違いは

陰でどんな噂が立っているかである。人間は陰口されることが一番嫌なのである。とくに嫌われているのは集団でいられなくなってしまう。

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第238回 自分の秩序はどこから来るのか?

2018年05月01日

皆さんが生きている中での生活習慣は皆さんの中にある秩序から出てくる。秩序とは「人間が発見,実現すべき理念」とされていて、その秩序というものは自分の想像の中にしか存在しないのである。

我々がごく個人的な欲望と思っているものは、たいていは想像上の秩序によってプログラムされている。たとえば「長期休暇には旅行に出掛けたい」という欲望は動物にはない。また昔の人、例えば江戸時代にもそういう欲望はほぼなかった。この様に休暇にお金をかけようという願望はロマン主義的消費主義にあこがれているからである。
ロマン主義は「人間としての自分の潜在能力を最大限発揮するには、できる限りの多くの異なる経験をしなければならない」という考え方である。

自らの束縛を解いて多種多様な感情を味わい、様々な人間関係を試し、慣れ親しんだものとは異なるものを食べ、違う様式の音楽を鑑賞する。

これらを一挙に行うには、日々の日常から抜け出し、遠方の土地に出かけるのが一番なのである。そうした土地では、他の人々の文化や匂い、味、模範を「経験」することができる。「新しい経験によって目を開かれ、人生が変わった」というロマン主義的秩序をよく耳にする。
このロマン主義にさらに消費主義が重なってくる。消費主義とは、幸せになるためにはできる限り多くの製品やサービスを消費しなければならないという秩序である。ロマン主義は多様性を奨励するので、消費主義と完全に噛み合う。これらによって観光産業が成り立つのである。

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